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Azure DevOps で使用する iOS の証明書などの保存方法

Last updated at Posted at 2020-06-27

はじめに

Pipelines で iOS や Android のビルドを行うにあたって P12 ファイルやプロビジョニングプロファイル、Keystore などが必要になります。
これらを特定の端末でビルドする場合であれば端末に入れておけばいいのですが、Pipelines を利用する場合は特定の端末に入れることが出来ません。
また、Microsoft-hosted 環境の場合は予めインストールしておくということができないため、Pipelines 上でインストール作業を行う必要があります。

それを実現するのが Pipelines の『セキュアファイルライブラリ』です。

セキュアファイルライブラリは証明書などを予め保管しておいて、ビルド時にそれを参照するような仕組みです。

ゴール

  • 証明書類を Pipelines 上に保管
  • 自動ビルドの際に証明書を参照可能

証明書の登録

各プロジェクトの左のサイドバーにある『Pipeliens > Library』を選択します。

image.png

そうすると下のような画面になりますので、ここで上部にある『Secure files』を選択し中央部にある『+Secure file』を選択します。

image.png

証明書のアップロード画面になりますので、ここで用意しておいた P12 ファイルやプロビジョニングプロファイル、Keystore ファイルを選択します。

image.png
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正常なファイルが選択されると登録されます。

image.png

ただし、このままではファイルが登録されただけで、実際に Pipelines で利用するときにはこのファイルへのアクセス許可が必要になります。
各 Pipelines で証明書にアクセスするような YAML を書いた場合、以下のようなメッセージが表示されます。

image.png
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必要なファイルへのアクセス許可を与えることで YAML 内でファイルにアクセスすることが可能になります。

また、それぞれのファイルにはプロパティ設定が可能でファイル名やアクセス権なども変更できます。

image.png

おわりに

この証明書の保存のメリットとしてはファイル管理がブラウザだけで済むということもありますし参照が非常に簡単です。
証明書類は意外と年に1回だけということもあるので忘れがちなのですが、これですごく楽になるのではないでしょうか。

ダウンロードまで出来れば保管場所としては完璧なんですけどね。

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