#概要
PostgreSQLはデフォルトでは他の端末から接続できないようになっているので、接続できるようにする方法を書く。
- 環境・バージョン
- Windows 10 Pro
- PostgreSQL 9.2
#手順
- 許可する接続の設定(pg_hba.conf)
- ファイアウォールの設定
1.許可する接続の設定(pg_hba.conf)
(1) PostgreSQLがインストールされているフォルダ(デフォルトだとC:\Program Files\PostgreSQL\9.2)のdataフォルダを開く。
(2)pg_hba.confをメモ帳などテキストエディタで開く。
※管理者権限が必要
(3)ファイルの下の方の「# IPv4 local connections:」と書かれているところを探し、
設定を追加する。
# TYPE DATABASE USER ADDRESS METHOD
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 md5
host all all 192.168.0.0/16 md5 ⇖追加例
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 md5
# Allow replication connections from localhost, by a user with the
# replication privilege.
#host replication postgres 127.0.0.1/32 md5
#host replication postgres ::1/128 md5
パスワード認証の場合、METHODは「md5」または「password」にする。
例えば
host all all 192.168.0.0/16 md5
とすると、IPアドレスが「192.168.0.0」~「192.168.255.255」のIPアドレスからパスワード認証で接続できるようになる。
詳細は公式へ。
https://www.postgresql.jp/document/9.2/html/auth-pg-hba-conf.html
(4)ファイルを保存する。
2.ファイアウォールの設定
(1)スタートボタンを右クリックし[検索]をクリックする。
「管理ツール」で検索して「Windows 管理ツール」を開く。
(2)管理ツール画面で[セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール]をクリックする。
(3)左のコンソール ツリーで「受信の規則」をクリックし、右の操作ウィンドウで「新しい規則」をクリックする。
(5)「TCP」を選択し、ポート番号を入力する。
PostgreSQLのデフォルトは5432だが、変えている場合はそれに合わせる。