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飲んだビールを記録できるアプリをNoCodeのGlideでつくってみた所感

Last updated at Posted at 2020-08-22

SNSでNoCodeがバズワードとなってきており、
「どこまでできるのか」の感触くらいは知っておきたかったのでNoCodeシリーズの中でも特に学習コストが低そうなGlideと呼ばれるサービスを使ってみた。

##作ったもの
image.png
(※↑プロトタイプです BeerLog: https://vvvwj.glideapp.io/)

飲んだビールログを残すことができるアプリを作ってみた。PWAに対応している。世界中で飲んだビールを記録したかったのが動機だ。
View側に関しては個人で下手にスタイリングするよりもきれいに仕上がっている気がする。
見た目に関しては問題ないかと。

ワンタップでスタイリングを選択できるのでCSSを触る必要は全くない。
そもそもコーディングはできないかと。

1ページにつきスプレッドシートの1Sheetが対応している。適当に列と値を入力して、GUI操作で必要な箇所に必要な列を選択するだけ読み込めるから簡単だ。

##動作は遅いし痒いところに手が届かない
image.png
ビールの詳細ページをみて欲しいのだが、「このビールを飲んだ」をボタンにしたかったがチェックマークで妥協することとなった。しかも数秒〜しないとスプレッドシートへ結果が反映されなかった。

「レート」に関してもワンタップで付けられるようにしたかったのだがセレクトボタンとして星の
数を選択せざるを得なかった。

##エンジニアが必要となる場面
データがスプレッドシートを経由しなければならない制限がある。スプレッドシートの制限を超えたいのであればスプレッドシートからPOSTやGETするなりの必要がある。(違う方法があったり変わっていたらすみません。)
「スプレッドシートを経由するAPIを立てて〜」という場面でエンジニアが必要になるかと。

またビールを記録できるアプリでもそうだったがチェックマークを入れたまま保持するためにIF判定をスプレッドシート内で実行できるように式を挿入したりとエクセル好きでないと少々辛い場面もあった。
ここら辺もエンジニアの出番となる可能性があるだろう。

プロトタイプとしては十分?

よく言われるのはマーケティング施策として周囲の反応をもらうためになら使えるだろうという意見。果たして本当にそうなのか。
・UIに融通が聞かない
・ページ間でデータを送ろうとすると面倒
・ちょっと気の利いたことをやろうとするとGoogleSpreadSheetに計算式などいれる必要があってコーディングできる人はそっちの方がやりやすい

こうした制限があったので思った通りの形にできなかった。そのため、「これがイメージです」と見せたとしても実際につくりたかったデザインと異なってしまうことを考えると逆にプロトタイプとして見せられないんじゃないかと思ってしまう。
(あくまでちょっと触っただけの魔改造などは一切施したことのない人間なので参考程度でお願いします)

情報まとめアプリとしては有用

いいねを押したり、読み書きの権限をユーザーに与えようとするとユーザー毎のスプレッドシート履歴を用意してユーザー毎のデータと同期させないといけない。
どうやって実装すればいいのか軽く触っただけだと分からなかった。
しかし、シンプルに文字と画像、動画だけを並べてアプリとするのであれば1からアプリを作るより遥かに楽だし大して問題もないと思う。

アプリという形でまとめることができるのでクローズドにまとめ情報を複数メディアを使った形で共有したい場合は大アリだと思う。

コーディングもできると尚良い

GlideはアプリをGUIでアバターを選ぶように簡単に作れてしまうお手軽さを代償に、ちょっと凝ったことをさせようとすると途端に選択肢がなくなってしまうところがある。
歯痒いところはコーディングを挟めるなどできたらもう少し面白いものを楽に作れるんじゃないかと。

Adaloと呼ばれる人気ツールに関してはReactなどを使ってオリジナルのプラグインを作って挟み込めるそうなので暇になったら触ってみようかなと思う。

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