ExchangeServerの仕様上、ExchangeServerを同一ドメインかつ同一サイト内に新規構築すると、既存のExchange CASアレイ内に統合されてしまう。これは異なるバージョン(例.ExchangeServer2010のCASアレイ環境に、ExchangeServer2013を新規構築する)の場合にも統合が発生する。
以下の問題等が発生する
・新規構築したExchangeにクライアントからのアクセスが発生する。Hybridサーバー等で、クライアントからのアクセスを想定していなかった場合は問題となる。
・CASサーバーに証明書が導入されていない場合、クライアント側でOutlookの証明書のエラー
・メールフローが既存のCASアレイを経由してしまう場合がある。新規構築したExchangeとメールフローを分ける想定だった場合は問題となる。
CASアレイ統合を回避するためには、以下の対応が考えられる。
・同一ドメイン、別サイトにADを構築する
・新規構築したADのサイトに参加する形でExchangeServerを構築する。