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npm publishの流れとそれを1コマンド行うnp

Last updated at Posted at 2016-05-10

npm publishをする前の前提を確認してみます。

npm publish前に確認すること

1. git status

gitにコミットしてないファイルがないか。
npm publishはgitの結果ではなく現在のファイルを公開するので、commitにファイルを変更していたらそれが公開されてしまいます。

2. git fetch

リモートレポジトリの方が進んでいないか。

3. node_modulesを削除しnpm installを実行

最新の依存関係で動作するか。

4. npm test

テストが通るか

5. バージョンを上げ、git tagを作成

$ npm version  [ major | minor | patch ]

npm versionを実行すると、タグ付けとコミットを自動で行います。
基本的にセマンティックバージョニングに従います。
いきなりメジャーバージョンを付加することは稀なので、はじめはnpm version minorを実行しましょう。

6. npm publish

ここまで来たら安心してnpm publishができます。
が、今のところnode v6におけるnpm publishでバグがあり、node v5系でpublishした方が安全でしょう。

7. git push

バージョンアップをリモートレポジトリにも反映しておきます。

$ git push --follow-tags

以上でnpm publishの流れは完了です。

np

さて、上記の処理を毎回行うのは非常に面倒ですが、それを1コマンド行ってくれるのがnpモジュールです。

sindresorhus/np: A better npm publish

npmからダウンロードできます。

$ npm install --global np

npで実行できます。デフォルトでは、patchバージョンになります。

np [patch | minor | major | <version>]
# `patch` is default

新しいモジュールを作成したときは、minorで公開すると思うので、以下のコマンドを打てば公開できます。

$ np minor

他にもnpm pulishを便利にするライブラリはありますが、作者が安心と安定のsindresorhus(npmライブラリの1年間のダウンロード数合計が20億超えのnode.js界のユニコーン)なのでこれを使っています。

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