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Claude Opus 4.8のfast modeが11/30に削除、speed:"fast"はエラーに。Gemini検索グラウンディングに1日1,500件の上限|今週のAI API変更(10/26-11/1)

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使っているモデルの提供終了や値上げ、把握できていますか?
今週は「期限が決まった廃止」が1件と、「静かに付いた上限」が1件あります。

主要AI API(OpenAI / Claude / Gemini ほか)の仕様・価格・廃止・規約の変更を、
公式ドキュメントを出典に毎週まとめています(個人運営・非公式)。

⚠ これは個人が運営している非公式のまとめです。OpenAI・Anthropic・Google をはじめ、記事に出てくる各社とは一切関係がありません。実際の移行判断の前には、必ず原典リンクで最新の内容をご確認ください。

今週の重要トピック

1. 【廃止】Claude Opus 4.8 の fast mode が非推奨になり、2026年11月30日に削除される。

削除後、claude-opus-4-8 に speed: "fast" を付けたリクエストはエラーを返すと明記されている。無視されるのでも通常速度にフォールバックするのでもなく、失敗する。fast mode を使い続けたい場合の移行先は Claude Opus 5.5 で、モデル自体の変更になるため出力特性と料金も変わる。対象は claude-opus-4-8 と speed: "fast" の組み合わせのみで、Claude Opus 5.5 は影響を受けない。betaヘッダー fast-mode-2026-02-01 の扱いについては、Opus 5.5 では不要、Opus 5 と Opus 4.8 では必要という状態だったが、Opus 4.8 側は11月30日で使えなくなる。

  • 影響:claude-opus-4-8 に speed: "fast" を付けてリクエストしているチーム。11月30日以降はエラーになるため、それまでにモデルの移行かパラメータの削除が必要
  • 移行期限:2026-11-30
  • 出典:https://platform.claude.com/docs/en/release-notes/overview

2. 【規約変更】料金ページに検索グラウンディングの日次上限が追加された。

Gemini Developer API で Gemini 3 以降のモデルに Grounding with Google Search を使う場合、全有料ティア共通で1プロジェクトあたり1日1,500リクエスト(RPD)の既定上限がかかる。リセットは太平洋時間の深夜0時。料金表の各行も「then $14 per 1,000 requests」の後ろに「(subject to a daily cap of 1,500 requests per day)」が追記された。無料枠(月5,000リクエスト・Gemini 3 以降で共有)と単価($14/1,000リクエスト)は据え置きで、新しく付いたのは日次の天井のみ。上限を上げる手段としてページは Vertex AI(既定で1日100万検索クエリ)を案内している。対象は Grounding with Google Search と Grounding with Google Web and Image Search の記述のみで、Grounding with Google Maps には同じ記述が付いていない。Gemini 2.5 系も対象外で、従来の 1,500 RPD 無料枠・$35/1,000 グラウンデッドプロンプトの記述が残っている。前日のスナップショットには daily cap の記述が1件も無く、翌日分で初めて現れた。

  • 影響:Gemini Developer API の有料ティアで、Gemini 3 以降のモデルに Google 検索グラウンディングを使っているチーム。1日1,500リクエストを超える規模で動かしている本番環境
  • 出典:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/pricing

3. 【規約変更】Gemini API の有料ティアで、Generate Content API(generateContent、streamGenerateContent、batchGenerateContent)を使う新規プロジェクトが、既定でリクエストを保存するようになった(store=true)。

Interactions API と揃えた形になる。既存のプロジェクトは現在の設定のまま変わらない。保存しない場合は、個々のリクエストで store=false を指定するか、Logs and Datasets ダッシュボードの Settings パネルで Generate Content API のログ記録をオフにする。新規プロジェクトでは何もしなければ保存される側に倒れるため、データの取り扱いに制約がある場合は明示的に設定する必要がある。

4. 【新機能】GPT-6.1 Terra(gpt-6.1-terra)が公開された。

公式は「a fast, efficient model for visual reasoning, precise computer use, and clear, natural writing」としており、視覚的な推論、精度の高い computer use、自然な文章の生成に向けた高速・高効率モデルという位置づけ。対応するエンドポイントは v1/responses と v1/chat/completions。価格は100万トークンあたり、Standard が入力$1.00・出力$5.00・キャッシュ入力$0.05・30分キャッシュ書き込み$1.25・12時間キャッシュ書き込み$2.50。Batch はその半額で入力$0.50・出力$2.50・キャッシュ入力$0.025・30分書き込み$0.625・12時間書き込み$1.25。Fast は倍で入力$2.00・出力$10.00・キャッシュ入力$0.10・30分書き込み$2.50・12時間書き込み$5.00。同じ表に並ぶ gpt-6.1-sol はStandardで入力$2.00・出力$10.00なので、Terra はちょうど半額にあたる。公式は移行とプロンプト作成の指針として GPT-6 guide を案内している。

5. 【値下げ】対象の ChatGPT Pro・Business 購読者が、購読特典として月あたり最大500ドル分の無料APIクレジットを受け取れるようになった。

自動適用ではなく、ChatGPT または API Platform から自分が保有するAPI組織を紐付けて有効化する必要がある。変更履歴には「up to $500 per month」とだけ書かれており、実際のクレジット額・対象条件・受け取り方法は別ページ(API credits for ChatGPT subscribers)に案内されている。ここでは上限額として記録し、確定額は原典側を参照のこと。

6. 【新機能】Messages API と Token Counting API の最大リクエストサイズが、32MB から 128MB に引き上げられた。

変更履歴は「on the first-party Claude API」と明記しており、対象は Anthropic 直提供のAPIである。Amazon Bedrock や Google Cloud Vertex AI 経由の場合については記述がないため、そちらは原典側で確認が必要。既存のリクエストが壊れる変更ではなく、上限が4倍に緩和されたもの。

  • 影響:Messages API に大きなファイルや長い文書をまとめて送っているチーム。32MBの上限に当たって分割処理を入れていた場合は、その回避策が不要になる可能性がある
  • 出典:https://platform.claude.com/docs/en/release-notes/overview

7. 【新機能】Usage and Cost Analytics API が beta で公開された。

betaヘッダーは analytics-usage-cost-2026-08-24。/v1/organizations/analytics/usage と /v1/organizations/analytics/cost の2エンドポイントが、Claude Console・Claude Enterprise 組織のトークン使用量とコストを返す。モデル・ワークスペース・APIキー・リクエストの実行主体(ユーザーまたはサービスアカウント)などの軸で絞り込みと集計ができる。あわせて、従来の Usage and Cost API が legacy API になった。Claude Enterprise Analytics API の usage_report・cost_report・user_usage_report・user_cost_report の4エンドポイントも同様に legacy 扱いになった。変更履歴には「All of them remain supported」と明記されており、停止日は示されていない。移行ガイドは Migrate from the Usage and Cost API と Migrate from the Claude Enterprise usage and cost reports の2本が用意されている。

8. 【新機能】Computer Use ツールが、10月30日付でGoogleの2つの面で同時にGAになった。

Gemini API 側では Interactions API と GenerateContent API の両方が対象。Gemini Enterprise Agent Platform 側では、あわせて Human-in-the-Loop(HITL)の安全ガバナンスが導入され、開発者は金融取引やデータ変更といった個別の確認ポリシーを設定・上書きできる一方、管理者は configurableComputerUseToolSafetyPolicies という制約で組織全体のガードレールを強制できる。実質的な変更点は組織側から確認ポリシーを強制できるようになったことで、組織で制約が設定されると開発者側の上書きが効かなくなりうる。原典ページは2つに分かれている。

9. 【新機能】推論リクエストのメタデータログが一般提供になった。

プロジェクトが処理する推論リクエストごとに Cloud Logging のエントリを1件書き出せる。各エントリにはモデル・リージョン・消費オプション・トークン数・Provisioned Throughput の使用状況・レイテンシ・エラーコードが入る。エントリはメタデータのみで、プロンプトや応答は一切含まないと明記されている。対象は generateContent と streamGenerateContent を使う Gemini モデル、および rawPredict と streamRawPredict を使う Claude モデル。有効化は Google Cloud コンソール・Provisioned Throughput ページ・REST API のいずれかから行うオプトイン方式。コンソールから有効化すると詳細メトリクスも同時に有効になり、Provisioned Throughput のトラフィックを1秒解像度で見られる。チーム・アプリケーション・テナント単位の按分には x-goog-agent-platform-observability-label- 接頭辞のリクエストヘッダーを付け、Observability Analytics でSQLから集計する。

10. 【規約変更】価格ページの Gemini 4 Argon の注記に一文が追加された。

「Gemini 4 Argon は Free tier では利用できない」に続けて、モデルが処理したトークンはすべて計上され課金の対象になること、そこには thinking トークンと、grounding を使うときの内部ツールのシステム指示および関数宣言も含まれることが明記された。価格そのものは変わっていないが、何が課金対象に含まれるかが明示された形になる。grounding を併用している場合、見積もりの前提が変わりうる。

11. 【新機能】Gemini のマルチモーダル埋め込みモデルのエンドポイント名が、gemini-embedding-2-preview から gemini-embedding-2 に変わった。

モデル一覧ページの Specialized task models の表での変更で、説明は「Our first multimodal embedding model, mapping text, images, video, audio, and PDFs into a unified embedding space for advanced semantic search and RAG systems.」となっている。-preview が外れたことによる正式提供への移行だが、変更履歴(release notes)側にこの告知はなく、モデル一覧の書き換えのみで確認した。gemini-embedding-001 は同じ表に残っており、廃止の記述は出ていない。

お詫びと追記:xAIの変更を取りこぼしていました

今週、当方の監視設定に不備が見つかりました。xAI については docs.x.ai/docs/overview を見ていたのですが、このページはサイドバーだけで本文がなく、変更履歴を取得できていませんでした。

本物の変更履歴(docs.x.ai/developers/release-notes)に切り替え、2025年9月から2026年10月までの未記録分28件を台帳に追記しました。過去のまとめで触れられなかった分です。申し訳ありません。

このうち、いま動いているコードに影響する可能性が高いものを挙げます。出典はいずれも https://docs.x.ai/developers/release-notes です。

2026-08-28 grok-imagine-image-2.0 の quality の既定が medium → auto

quality パラメータが auto を受け付けるようになり、省略時の既定が medium から auto に変わりました。auto は現時点で画像生成に low、画像編集に medium を使います。

公式は「Images are billed at the quality they are served at」としています。つまり **quality を指定していないコードは、コード側を変えていないのに出力画像の品質と単価の両方が変わっています。**特定の品質に固定したい場合は low か medium を明示的に渡してください。

2026-10-14 grok-voice-latest が grok-voice-3.0 を指すように

エイリアスの指し先が変わり、**エイリアス指定のセッションは自動でアップグレードされました。**価格は据え置きです。あわせて grok-voice-2.0 が非推奨になりました(停止日の告知はまだありません)。

2026-10-02 grok-voice-transcribe-1.0 が end of life

リクエストは grok-voice-transcribe-2.0 に振り替えられています。価格は同じで精度は向上とされますが、応答するモデルは変わっています。

2025-11-19 エージェントツールが最大50%値下げ

成功した呼び出し1,000回あたり5ドルを超えない水準になりました。


残りは Context Compaction API、Files API の公開URL、service_tier による優先処理、cost_in_usd_ticks によるコスト取得、safety_identifier、vad_threshold などの追加です。全件は台帳に入っています。

移行期限カレンダー(今後60日以内・廃止/終了予定)

期限 提供元 対象
2026-11-02 xAI grok-imagine-image-quality(2026-09-03発表)
2026-11-12 Anthropic Usage Policy(利用規約)(2026-10-08発表)
2026-11-17 Google gemini-3.1-flash-tts-preview / gemini-3.1-flash-live-preview / gemini-2.5-flash-native-audio-preview-12-2025 / gemini-2.5-flash-preview-tts / gemini-2.5-pro-preview-tts(2026-10-06発表)
2026-11-30 Anthropic claude-sonnet-4-5-20250929(2026-09-30発表)
2026-11-30 Anthropic claude-opus-4-8 の fast mode(speed: "fast")

※ 先頭の grok-imagine-image-quality は本日が期限です。リクエストは
grok-imagine-image-2.0(quality: low)に振り替えられ、1枚あたりの
価格は下がります。エラーにはなりませんが、画質は変わります。

終了日が決まっているモデルの全一覧

随時更新のカレンダーを別記事で保守しています。→ https://qiita.com/aiapi_radar_news/items/cf6c49b1e6b04ebe74d3

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※ 本記事は各社の公式発表をもとに個人がまとめたものです。
 各社の公式発信ではありません。最新情報は必ず原典リンクでご確認ください。

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