0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

国産IDaaS Exticを使ってみる 2. SAML SSO

Last updated at Posted at 2025-03-14

前回の続きです。

ExticにおけるSSO

Exticでは汎用のSSOプロトコルとしてSAMLとOIDCに対応しています。
この他、専用ブラウザ拡張を使用した代理認証方式のSSOにも対応しています。
今回の記事では、SAMLを使ったSSOについて検証します。

SP起点のSSO

設定

SAMLのSPには以下のサイトを使用します。
https://sptest.iamshowcase.com/instructions#spinit
まずは「DOWNLOAD METADATA」ボタンを押下してメタデータを入手します。
image.png
image.png
管理コンソール > アプリケーション > 使用可能から「シングルサインオン (SAML)」を選択します。
image.png
表示名とメタデータから入手したエンティティID、エンドポイントURLを設定します。
NameIDフォーマットにUnspecified EmailAddress Persistentを、SAML NameIDにExticの各属性を指定できますが、今回はUnspecified - ユーザー名を使用します。
署名はレスポンス全体を指定し、SP起点のフローとします。
また、ExticのメールアドレスをSAMLアサーションのemail属性としてマッピングします。
image.png
image.png
設定後、SAML IdPメタデータをダウンロードします。
image.png
ダウンロードしたメタデータをアップロードします。
image.png
URLが生成されるので、メモします。
スクリーンショット 2024-12-25 173128.png
最後に、設定したSSOを利用するユーザーの設定にて、アプリケーションを「使用する」設定にします。
image.png

確認

以下のようなユーザーでExticにログインしている状態で、先ほど生成されたURLにアクセスします。
image.png
すると、SAMLによるSSOが実行され、Exticの認証情報でログインしている状態になりました。
image.png
マッピングした属性値も確認できます。
image.png
Exticログアウト状態でアクセスすると、Exticのログイン画面が表示されます。
image.png
ログインすると、先ほどと同じようにテストページが現れます。
image.png

IdP起点のSSO

SAMLにはユーザーがSPにアクセスし、IdPによる認証を受けることでSSOが実現されるSP起点のSSOの他、既に認証済みのIdPからSPにアクセスすることでSSOを行うIdP起点のSSOがあります。
次はこのIdP起点のSSOについて検証します。
SPには以下を使用します。
https://sptest.iamshowcase.com/instructions#start
先ほどと同じように、メタデータをダウンロードして「シングルサインオン (SAML)」の設定を行います。
認証フローは「IdP起点」にします。
今回はポータルからSPにアクセスするので、表示名とカスタムロゴも設定しています。
image.png
「アカウント有効」属性の値をAccountEnabledFlagに格納することとします。
image.png
ユーザーの編集画面で設定したアプリケーションを「使用する」設定にします。
image.png

確認

Exticにログインします。
ポータル画面に表示されているアプリケーションの表示名、カスタムロゴが設定どおりになっています。
これを押下します。
image.png
SSOすることができました。
image.png
属性AccountEnabledFlagが設定されていることもわかります。
image.png

ExticでのSAMLを使ったSSOはこのように実現されます。
次回はOIDCを使ったSSOを検証します。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?