前回の記事はこちら:SAPFioriLaunchPadのロール設定を行う(1)
5. ロールの追加
ロールを追加し、カタログとグループを紐付けます。
Cockpitのメニューからコンテンツ管理→ロールを押下します。
+を押下します。
プロパティタブの一般→カタログ名とロールIDを入力します。
カタログタブを選択→+を押下します。
カタログ選択ウィンドウが立ち上がるので、任意のカタログにチェックして選択を押下します。
今回はcatlog1を選択しました。
グループタブを選択→+を押下します。
グループ選択ウィンドウが立ち上がるので、任意のグループにチェックして選択を押下します。
今回はgroup1,group2を選択しました。
保存を押下します。
赤エラーが出ているのでプロパティタブを確認すると、SAP Cloud Paltformのサブアカウントに一致するロールがないことが原因のようです。
一致するロールを登録してください。のリンクを押下するとSAP Cloud Paltformのサブアカウントにロールが登録され、エラーが解消されます。
上記の要領でcatalog2,group1,group2を割り当てたロールも作成します。
今の段階のサイトを確認してみます。
画面右上の地球儀のアイコンを押下します。
サイトの公開ウィンドウが立ち上がるので、公開して開くを押下すると別窓でサイトが立ち上がります。
今は確認しているユーザに管理者のロールが割り当たっているため、全てのタイルが確認できます。
※最初に開いた際、group1とgroup2の表示順が反対になっていたためコンテンツ管理→グループで順番を入れ替えました。
6. ロールとユーザの紐付け
作成したロールにユーザを紐付けます。
SAP CloudPlatformのCockpitを再度開きます。
Configure Portalを押下します。
メニューからRolesを押下します。
ロールの一覧が表示され、先程PortalのCockpitから作成したロールが追加されていることが確認できます。
管理者のロールの割り当てを解除するため、TENANT_ADMINを選択します。
画面下部の解除したいユーザIDの行にあるUnassignを押下します。
確認のダイアログが表示されるのでOKを押下すると、管理者のロールの割り当てが解除されます。
作成したロールにユーザを割り当てます。
roleAを選択し、Assignを押下します。
ユーザID入力ウィンドウが立ち上がるので、ユーザIDを入力しAssignを押下します。
サイトで確認してみます。
画面右上のユーザアイコンを押下し、サインアウトを選択の上再度ログインをします。
再度ログインを行うと、5.で設定した通りロールA(roleA)に紐づくcatlog1,group1,group2に登録されているアプリのみが表示されます。
上記の要領でロールB(roleB)にユーザIDを割り当て直すと、同様にロールB(roleB)に紐づくcatalog2,group1,group2に登録されているアプリのみが表示されます。
最後に
以上の内容でSAP Portalのコンテンツ管理のグループ・カタログ・ロールの設定と、ロールとユーザの紐付けを行うことができました。
SAP Fiori Launchpadの作成時に参考になればと思います。