0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【Python知識ゼロ】AI(Cursor)とペアプロしたら、1日で「デスクトップ整理アプリ」を個人開発してリリースまで行けた話

Posted at

【Python知識ゼロ】AI(Cursor)とペアプロしたら、1日で「デスクトップ整理アプリ」を個人開発してリリースまで行けた話

はじめに

こんにちは、高校生エンジニアの afmi です。

突然ですが、皆さんのデスクトップは綺麗ですか?
僕は絶望的に汚いです。スクショ、画像、学校の課題ファイル……これらをいちいち手動でフォルダ分けするのが面倒すぎて、壁紙すら見えない状態でした。

「これを自動でやるツールが欲しい。でもプログラミング知識はほぼゼロ……」

そこで、今話題のAIエディタ**「Cursor」**に頼りきって、自分は指示出しをするだけでツールを作ってみることにしました。
結果として、1行もコードを書かずにWindowsアプリとしてリリースまで行けたので、その記録を共有します。

🚀 作ったもの:FolderFixer

散らかったデスクトップをワンクリックで整理するツールです。

image.png

主な機能

  • ワンクリック整理: 画像、動画、ドキュメント、インストーラーなどを自動でフォルダ分け
  • 安心設計: ファイル移動のみで、削除はしません。同名ファイルは自動リネーム
  • モダンUI: Windows 11ライクな見た目と高画質アイコン

GitHubで無料公開しています(勉強用です!)
https://github.com/afmi2120/FolderFixer

🛠️ 開発環境とスペック

  • 自分: Python知識ほぼゼロ。高校生
  • 相棒: Cursor (AI) + Gemini (思考パートナー)
  • 言語: Python 3.13
  • GUIライブラリ: Tkinter
  • ビルドツール: PyInstaller

🤖 開発プロセス:AIへの「指示出し」が仕事

開発は基本的に**「Cursorとのチャット」**だけで進みました。
僕がやったのは、以下のような自然言語での指示出しだけです。

「青と白を基調にした、モダンなデザインのGUIを作って」
「実行ボタンを押したら、デスクトップにあるファイルを拡張子ごとにフォルダ分けして」
「処理が終わったらログを表示して」

コードが返ってきたら、そのまま実行。
エラーが出たら、エラー文をそのままコピペして「これ直して」と投げる。これの繰り返しです。

苦労したポイント:exe化の罠

コード自体はすぐ動いたのですが、Pythonファイルを .exe (Windowsアプリ)にする段階でハマりました。

  1. アイコンが変わらない: 画像を.icoに変換したはずが、中身がPNGのままで反映されなかった
  2. パスが見つからない: 開発環境と実行環境でファイルの場所が違うためエラーが出た

これもAIにエラーログを見せて、「--onefile オプションをつけて」「アイコンはマルチサイズにして」などの助言をもらいながら解決しました。
**「エラー解決すらもAI任せ」**で突破できる時代なんだと実感しました。

💡 やってみて分かったこと

  • 「何を作りたいか」が全て: コードを書けなくても、作りたいもののイメージさえ明確ならAIが形にしてくれる
  • エンジニアの定義が変わる: これからのエンジニアは「コードを書く人」ではなく、「AIを指揮してプロダクトを作る人」になるのかもしれないと感じました

おわりに

今回は勉強の一環として、GitHubでコードとアプリを公開しています。
もしよかったら使ってみて、アドバイスやスター(⭐)をいただけると嬉しいです!

https://github.com/afmi2120/FolderFixer

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?