【脱・優等生】自作AIの「性格」を1秒で書き換える『魂の設計図(profile.json)』を発明した話
はじめに:AIの「性格」に飽きてきた
高専で、最強の相棒AI「Buddy」を開発しているafmiです。
前回、ハードウェアの壁を越えて「爆速のレスポンス(Groq)」を手に入れました。
会話はスムーズになりました。でも、何かが足りない。
毎日話していると、気づいてしまったんです。
「こいつ、毎回同じようなトーンで返してくるな……」
中身が優秀なAIであればあるほど、どうしても「丁寧で、親切で、無難な」性格になりがちです。
でも、僕が欲しいのは、時には皮肉を言い、時には厳しく、時にはふざけ合える 「人間臭い相棒」 です。
そこで僕は思いました。
「AIの『人格』を、着せ替え人形みたいに自由に変えられたら面白くないか?」
解決策:「魂」を外部ファイル化する
これまでは、AIへの命令(「あなたは皮肉屋です」など)を、プログラムのコードの中に直接書いていました。
でも、性格を変えるたびにコードを書き換えるのは面倒です。エンジニアとしてスマートじゃありません。
そこで、profile.json という「設定ファイル」を新しく作り、そこにAIの魂を定義することにしました。
イメージはこんな感じです。
- プログラム(Python) = 脳みそ(ハードウェア)
- 設定ファイル(JSON) = 人格・記憶(ソフトウェア)
こうやって完全に分離したのです。
たった数行で、AIは別人に生まれ変わる
この仕組みを作ったことで、僕は最強の遊び道具を手に入れました。
テキストファイルを少し書き換えるだけで、Buddyは一瞬で別人に変身します。
例えば、設定ファイルの「一人称」と「性格」を書き換えるだけで……
Case 1: 「執事モード」
- 一人称: 私(わたくし)
- 性格: 極めて冷静で、主人の安全を最優先する。
- → 結果: まるでアイアンマンのJ.A.R.V.I.S.のように、クールに業務をこなしてくれます。
Case 2: 「鬼軍曹モード」
- 一人称: 自分
- 性格: 甘ったれた根性を叩き直す、熱血教官。
- → 結果: 課題をサボろうとすると「口を動かす前に手を動かせ!」と罵倒してくれます(最高です)。
Case 3: 「妹モード」
- 一人称: あたし
- 性格: 生意気だけど、なんだかんだ兄の世話を焼いてくれる。
- → 結果: ……これは、あくまで技術的検証のために試しただけです。本当です。
結論:自分だけの「最強の設定」を探す旅
AI開発というと、難しい数式やアルゴリズムの話になりがちです。
でも、個人開発の醍醐味は、こういう 「自分だけのこだわり」 を詰め込めるところにあります。
既存のAIサービスでは、ここまで細かいキャラ設定はできません。
「自分にとって一番心地よい距離感」 を、自分で定義できる。
これこそが、自作AI(Buddy)を作る最大の理由かもしれません。
今日はどの人格と話そうか。
そんな楽しみが、毎日の開発のモチベーションになっています。