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29	30	1 RKajiyama Unix系OSではMySQL 5.7.6からmysql_install_dbが廃止されmysqld --initializeで初期化処理	2 RKajiyama mysqld --initializeでの初期時rootユーザのパスワードが自動設定、password_expiredフラグが立つのでログイン時に変更必要。面倒？mysqld --initialize-insecureならrootパスワード無し	3 RKajiyama MySQLのインストールが最も楽なのはWindows用のZipで、解凍したらすぐ起動できたのが、MySQL 5.7からはUnix系と同じく初期化が必要に。GA直後のリファレンスマニュアルには記載されておらず、GAから一ヶ月後にNoteに小さく追記された罠	4 RKajiyama コミュニティ版のダウンロードページにWindows用インストーラは32bit版しかないけど、インストーラ自体が32bit版なだけでMySQLサーババイナリは64bit版もインストール可能。英語で注意書きあるけど分かりにくすぎる。5.6でも5.5でも同様	5 RKajiyama rpmでインストールする際、互換性の問題を解決するパッケージがMySQL-shared-compatからmysql-community-libs-compatに変更に。これまたGA直後のマニュアルには記載されておらず、GAから一ヶ月後に追記された罠
6 RKajiyama ところがこの互換性解決パッケージの名称の問題はrpmをダウンロードしてインストールした場合のみ発生。MySQL YumレポジトリまたはMySQL SLESレポジトリを使うとyumなど各コマンドが互換性の問題を解消してくれる	7 RKajiyama Red Hat Enterprise Linux 7/Oracle Linux 7でMySQL Yumレポジトリを使うと、OSネイティブのレポジトリからのakonadi-mysqlとocsinventoryは互換性の問題で共存できないので注意	8 RKajiyama Mac OS上でDMGでインストールすると、5.7.8以降ではStartup Iteamsではなくlaunchdとして登録される。MySQL側の事情ではなくOS X 10.10 (Yosemite)での変更に伴うもので5.6.26も5.5.45以降も同様	9 RKajiyama 5.7.9以降ではソースからのコンパイル時にパフォーマンススキーマが必須に。個別のinstrumentation(性能統計取得ポイント)を含まないようにオプション設定してコンパイルにすることは可能。	10 RKajiyama mysql.userテーブルのパスワードハッシュを格納する列名`password`が廃止され、`authentication_string`に。この列の値は各認証プラグインにて認証に利用する値を格納する際にも利用される。	11 RKajiyama MySQL 5.7ではデフォルトでvalidate_password(パスワード検証プラグイン)が有効となり各種設定がされているため、8文字以上、大文字小文字を含む、数字および記号が最低一文字が求められる。例えば MySQL 5.7 でもOK	12 RKajiyama MySQL 4.0やそれより古いバージョンではパスワードハッシュに古いアルゴリズムを使用。MySQL 5.6まではサーバ変数のold_passwordsを設定して古いアルゴリズムも利用できたがMySQL 5.7では利用不可に
13 RKajiyama SET PASSWORD文が非推奨、将来バージョンで削除の方向。ALTER USER user IDENTIFIED BY 'auth_string';推奨。5.7.6以降はPASSWORD()関数を不使用でも与えられた文字列から自動的にハッシュ演算	14 RKajiyama SHOW VARIABLESとSHOW STATUSの内容はINFORMATION_SCHEMAのVARIABLES,STATUSテーブルからperformance_schemaに移行。I_Sの各テーブルアクセスはエラー、将来バージョンで削除の方向	15 RKajiyama 上記に伴い5.6と同様にI_Sのテーブルを利用可能にするオプションshow_compatibility_56が5.7.6で登場、ところが同時に非推奨に。5.7.7でデフォルトオンになったが5.7.8でオフになった。	16 RKajiyama 罠対策のリンク先の記事が罠になるという斬新な展開に。ブログからリンクされているバグレポの通り、レプリケーションのためにshow_compatibility_56がデフォルトのオフでも問題無くレプリケーション可能に	17 RKajiyama バイナリログのデフォルトのフォーマットがSQL文格納のSTATEMENTから変更後の行イメージ格納のROWに。ログサイズ肥大化注意。主キーが必須などいくつか制約あるが binlog_row_imageをminimalにすることも要検討	18 RKajiyama ディスクフルなどバイナリログが書込不可の場合binlog_error_actionがデフォルトABORT_SERVERなので落ちる。スレーブとの不整合回避等が目的。5.7.5まではbinlogging_impossible_mode	19 RKajiyama ログのタイムスタンプがデフォルトではUTCに。従来通り日本時間などシステム日付の時刻を利用するlog_timestamps=SYSTEMへの変更を推奨
20 RKajiyama シャットダウン時にバッファプール内のデータの表領域IDとページIDをダンプするinnodb_buffer_pool_dump_at_shutdownが有効に。 innodb_buffer_pool_dump_pctでダンプする割合を制御可能。	21 RKajiyama 上記のダンプを起動時にバッファプールにロードするinnodb_buffer_pool_load_at_startupも有効に。上記とあわせ起動停止時の時間や負荷に要注意。ダンプおよびロードの進捗はSHOWコマンドで確認可能	22 RKajiyama innodb_strict_modeが有効になり、sql_modeにもSTRICT_TRANS_TABLESなどがデフォルトで設定されより厳格な仕様となったため、これまでのSQLがエラーになることも	23 RKajiyama LOAD DATAやSELECT ... INTO OUTFILEのアクセス先ディレクトリを指定するsecure-file-privのデフォルトが空文字(制限無し)から、インストール方法やOSによって様々な値に。マニュアル要確認	24 RKajiyama 1) JSON関数名：LabsのJSON UDF時代はjson_()、MySQL JSON時代はjsn_()、5.7.8 DMR RC2でjson_*()に戻る 2) mysqlpumpはmysqldumpのタイプミスじゃないよ、でもちょい未完成だよ	25 RKajiyama MySQL 5.7の「罠」といえばこれ！default_password_lifetimeのデフォルト値360。パスワード変更後360日を過ぎると新規接続がエラーになる。はずが、MySQL 5.7.11で再変更されてまさかの無期限に戻った。	26

MySQL 5.7の「罠」に狙われてもやられないための Advent Calendar 2015

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