はじめに
文字だけだと頭に入ってこないことでも、画像にすると入ってくることがあります。
クイズ番組風の画像になっているほうが見やすいと感じました。
そこで、GeminiのGem(カスタム指示)に「クイズ用サムネイルを作る役割」を登録して、問題を貼り付けるだけで画像を作れるようにしました。
この記事では、そのGemの作り方と、失敗から学んだ工夫をまとめます。
動作確認した環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows 11 |
| Gemini | Web版(gemini.google.com) |
作るもの
4択クイズの問題を貼り付けると、クイズ番組風のサムネイルを生成してくれるGemです。
1. Gemに役割と画像の要件を登録しておく
2. クイズの問題(タイトル・問題文・選択肢)をGemに貼り付ける
3. 画像が生成される
4. 気に入らなければ、Geminiに修正を頼んで再生成
題材にしたクイズ
例として、次のRubyの4択クイズ(第1問)を使います。
## 第1問
次のRubyコードを実行したとき、出力されるのはどれ?
```ruby
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
puts numbers.select(&:even?).map { |n| n * 2 }.sum
```
- A. 6
- B. 12
- C. 20
- D. 30
**正解: B**
解説:
1. `select(&:even?)` で偶数だけを取り出す → `[2, 4]`
2. `map { |n| n * 2 }` で2倍にする → `[4, 8]`
3. `sum` で合計する → `12`
Gemに登録する指示
役割と画像の要件は、Gemの指示として登録しておきます。
毎回同じ雰囲気・同じ配置で作れるのがメリットです。
冒頭は、Geminiの役割を決める文です。
# 役割
あなたは4択クイズ用サムネイル画像を生成するプロフェッショナルです。
入力された問題を画像にすることが仕事です
問題を解くことではないです
続けて、出力画像の要件を書きます。
# 出力画像の要件
- アスペクト比:16:9
- スタイル:ポップで明るく、視認性の高いクイズ番組風のデザイン
- 出力:JPG,PNGで保存できる状態の画像データ
- 全体構成:
- 上部:タイトルテキスト
- 中央〜下部:問題文や選択肢を配置
最後に、守ってほしいことを注意として書きます。
# 注意
- 正解や解説は画像に絶対に入れない
- コードと選択肢の文字は、書き換えたり省略したりしない
- 問題を解かず、上の内容を画像にするだけにする
ポイントは次の3つです。
- 「入力された問題を画像にすること」が仕事だと明示する
- 「問題を解くことではない」と書いて、Geminiが問題を解き始めるのを防ぐ
- 比率・スタイル・配置を箇条書きで固定して、毎回同じ雰囲気のサムネイルにする
問題をGemに貼り付ける
Gemには、画像にしたい問題だけを渡します。
- タイトル:Ruby 4択クイズ 第1問
- 問題文:次のRubyコードを実行したとき、出力されるのはどれ?
- コード:
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
puts numbers.select(&:even?).map { |n| n * 2 }.sum
- 選択肢(4つを見やすく並べる):
- A. 6
- B. 12
- C. 20
- D. 30
生成結果
失敗談: 画像にヒントが載ってしまった
最初は、Gemの指示に「注意」の節がありませんでした。
正解と解説を含む問題をそのまま渡したところ、サムネイルに答えが載ってしまいました。
Geminiは「入力された内容を画像にする」役割なので、渡された情報は全部使おうとします。
入れてほしくないものは、「入れない」と明示するのがコツだと思います
工夫していること
-
役割の限定: 「問題を解くことではない」と明示する
- これがなかったとき、画像をつくらずに問題を解いてしまいました
-
失敗例と対処: 答えが画像に載った → 「正解や解説は画像に絶対に入れない」を注意に追加
- これがないと、いろんな工夫をして画像の中に、答えのようなヒントが含まれました
まとめ
- Gemに役割と要件を登録しておくと、問題を貼り付けるだけでサムネイルが作れる
- 一番効果があった工夫は、「入れてはいけないもの」を注意として明示すること

