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ServiceNow の 3種類のインシデントの UI の比較

Last updated at Posted at 2023-10-03

例えば itil ユーザーがインシデントを閲覧する場合、主に下記3種類のUIがあります。
Tokyo Version の時に各UIの違いをわかる範囲でまとめてみました。

  1. UI16 (Classic UI, Platform UI, Core UI)
  2. Next Experience UI (Classic UI, Platform UI)
  3. Configurable Workspace

比較表

各UIの名前をそれぞれ「UI16」、「Next」、「Conf」と省略して記載しています。

観点 「UI16」 「Next」 「Conf」
フォームに表示できる項目数 多い 多い 少ない
ログイン直後のスタートページ 最後に見たダッシュボード、 またはホームページから選べる。ただし、Tokyo ではホームページは非推奨 自由に選べる 自由に選べる
Contextual search フォームで使用できる フォームで使用できる Agent assistで使用できる
会話機能 Connect chat を使用 Side barプラグインを使用 Side barプラグインを使用
レコードに紐づかない会話 Tokyo では非推奨だが可能 レコードに紐づく会話のみ可能 レコードに紐づく会話のみ可能
1つのUIで業務ができるか できる できる リストに承認やナレッジベース等がない。 そのため、上位のロール保持者の業務はワークスペースだけでは完結しない。 できることを目指すには業務に合わせてワークスペースのカスタマイズが必要
他のUIへ移動できてしまうか 移動しない ヘッダのメニューから簡単に「Conf」も見ることができてしまう。 下記の対策が必要 ヘッダのメニューから簡単に「Next」も見ることができてしまう。 下記の対策が必要
ドキュメント 充実 充実 少ない
カスタイズに必要な工数 作りが比較的シンプルなため少なめ 作りが比較的シンプルなため少なめ 作りが比較的複雑なため多め
ATF対応 あり あり なし

なお、UI16 を使うことに決定した場合、新しいUIへの切り替えを促す画面がadmin 権限を持つユーザーに対して表示されるのを防ぐ必要があります。(参考)
インスタンスのアップグレード後に Next Experience のようこそ画面をオフにする

補足

他のUIへ移動できてしまうか、の対策について。

Next Experience UI を使用の場合

下記のいずれかの対策が必要です。

  • ワークスペースを非表示にする。
  • ワークスペースのフォームレイアウトやフォームアクション、関連リスト等をNext Experience UIと同様にしておく。
  • ワークスペースを使用しないように周知する。

Configurable Workspace を使用の場合

下記のいずれかの対策が必要です。

  • Next Experience UI のインシデントモジュールを非表示にする。
  • Next Experience UI のフォームレイアウトやUIアクション、関連リスト等をワークスペースと同様にしておく。
  • Next Experience UI を使用しないように周知する。

弊社ブログへも同様の記事を投稿しております。

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