Houdini Engine for Unityでは、Houdini側でPrimitiveを特殊なグループに所属させることでコライダーを出力することができます。
詳細は公式ドキュメントを参照してください。
Houdini Engine for Unity: Meshes
プリミティブコライダー
プリミティブコライダーを出力するには、以下のグループ名を使用します。
collision_geo_simple_boxcollision_geo_simple_spherecollision_geo_simple_capsulerendered_collision_geo_simple_boxrendered_collision_geo_simple_sphererendered_collision_geo_simple_capsule
グループ名の最後のbox、sphere、capsuleがそれぞれBox Collider、Sphere Collider、Capsule Colliderに対応しています。
グループ名の最初にrenderedがある場合はメッシュとコライダーの両方が出力されますが、renderedがない場合はコライダーのみ出力されます。
例えば、Houdini側で以下のようなHDAを作り、group1ノードでPrimitiveにグループを指定するとします。

グループ名がrendered_collision_geo_simple_sphereの場合、Houdini Engine for Unityでは以下のようにメッシュにSphere Colliderがついた状態で出力されます。

グループ名がcollision_geo_simple_sphereの場合、メッシュがなくSphere Colliderだけが出力されます。

Mesh Collider
Mesh Colliderを利用するには、以下のグループ名を使用します。
collision_georendered_collision_geoconvex_collision_georendered_convex_collision_geo
プリミティブコライダーと同じで、renderedがある場合はメッシュにMesh Colliderがついた状態で出力され、renderedがない場合はMesh Colliderのみ出力されます。
以下は先ほどと同じネットワークでグループ名をそれぞれrendered_collision_geoとcollision_geoにしたときのHoudini Engine for Unityの出力になります。


グループ名にconvexがついている場合、Mesh ColliderのConvexが有効化された状態になります。例えばグループ名をrendered_convex_collision_geoとした場合、次のような出力になります。

Houdini側を以下のようにすると描画用のメッシュとコライダー用のメッシュを分けることができます。ここではHoudini側であらかじめ255ポリゴンにローポリ化したConvex用のメッシュを作成しています。


Trigger
以下のようにグループ名にtriggerをつけるとコライダーコンポーネントのIs Triggerを有効化した状態にすることができます。
collision_geo_simple_trigger_boxcollision_geo_simple_trigger_spherecollision_geo_simple_trigger_capsulerendered_collision_geo_simple_trigger_boxrendererd_collision_geo_simple_trigger_sphererendererd_collision_geo_simple_trigger_capsuleconvex_collision_geo_triggerrendered_convex_collision_geo_trigger
例えば、最初のネットワークでグループにrendered_convex_collision_geo_triggerを指定した場合、Houdini Engine for Unityの出力は次のようになり、Is Triggerが有効化されています。
