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Laravel5.3 Release と、 5.2 からの変更点の、わりと力尽きているメモ書き

Last updated at Posted at 2016-08-24

おめでとうございます。

Laravel 5.3 is now released

いくつか新機能と、変更点があるので、それの私的なメモ書き。

追記

  1. 2016/12/14: Notification に 5.1, 5.2 系で使うには を追加

新機能

新機能が、5.2に上がった時よりも多い気がする…

全文検索

Eloquent で全文検索ができるようになったみたいです。試してないから、細かい所まではわからない。

Post::search('Alice')->get();

laravel-scoutを使用してます。

Scoutは標準で Algolia を利用しています。AlgoliaはKV的なWebAPIサービスなので、利用するために初めはAlgoliaへデータ登録をする必要があります。詳しくは Scout に書いてるっぽい。

他にも jeylabs/laravel-scout-elasticElasticSearch で利用できるみたい。

Laravel Passport

OAuth2のサーバ側を簡単に導入できるようにしたパッケージ「Laravel Passport」が標準ではいったっぽい。

これの機能を実装するために Vue.js が標準導入。

Laravel Mailable

5.2系ではゴリゴリ書いてたのが、5.3ではクラスベースにできます。これですっきりできる。


// 5.2 base
Mail::send('emails.reminder', ['user' => $user], function ($m) use ($user) {
    $m->from('hello@app.com', 'Your Application');
    $m->to($user->email, $user->name)->subject('Your Reminder!');
});

コマンドでmailableクラスを作成して、そこに色々書く感じ。

php artisan make:mail YourReminder
// メソッド
public function build()
{
    return $this->from('example@example.com')
        ->view('emails.reminder');
}
// 使う時はこんな感じ
Mail::to($email)->send(new YourReminder);

see: Laravel Mailable: The new and improved way to send email in Laravel

Notification

やっとか。

サーバからの通知を、Slack/TextMessage(SNS?)/Emailとかに飛ばす為のコンポーネント。パッケージが完全に分離されているので、5.1/5.2系に導入可能。

Notification で通知できるサービス

公式で書いている限り。自分で書いたら他にも行けるんじゃない。

  • Push系
    • Ionic Push Notifications
    • OneSignal
    • Pushover
    • PushBullet
    • Pusher Push Notifications
    • WebPush
  • メッセンジャー系
    • Discord
    • Facebook
    • Gitter
    • Twitter
    • Telegram
    • HipChat
  • SNS系
    • Clickatell
    • Jusibe
    • Messagebird
    • OVH SMS
    • Plivo
    • Smsc.ru
    • Twilio
  • Todo系
    • Evernote
    • Todoist
    • Wunderlist
  • その他
    • Lob Physical Mail
    • MailLift Handwritten Letters
    • Trello
    • Webhook

Webhookがあるのでiftttに飛ばせますね。

see: Laravel Notification Channels

5.1, 5.2 系で使うには

backPort をインストールすればいいよ。

Laravel Echo

tcp/udp の 7番ポートで喋るやつではありません。

websocket で喋り続けるやつです。

Migration

既存の migrate:rollback では一つ前のバージョンに戻すが、戻すバージョンを数値で指定することができるようになった。

php artisan migrate:rollback --step=1

Simple Pagination

いままでの Pagination より簡素になったっぽい。よくわからない。

Blade Loop Variable

Blade に LoopCounter が入った話。

<ul>
@foreach ($pages as $page)
   <li>{{ $page->title }} ({{ $loop->iteration }} / {{ $loop->count }})</li>
@endforeach
</ul>

see: The new $loop variable in Laravel 5.3

Directory Changes

app フォルダーにあった空のディレクトリが削除されました。例えば Events,Jobs,Listeners,Policiesなど。make:job などを実行すれば、必要に応じて作成されます。

Queued Jobs

Eloquent Collectionのシリアライズ化が新しくなったみたいです。よくわからない。

Query Builder

配列で返していたのをCollectionで返すようになりました。

\DB::select('select * from hoge_table')->get() の返り値がObject[]だったのがCollection になったという事?

Cache Helper

cache() 関数が追加。

see: (The new cache() global helper in Laravel 5.3)[https://mattstauffer.co/blog/the-new-cache-global-helper-in-laravel-5-3]

Documentation Changes

改善されたよってことらしい。よくわからん。

アップグレード

  • PHP5.6.4以上を推奨。
  • HHVMのサポートは遠くないうちにきれます。
  • 5.2アップグレードガイドは5.3では不要になる事に注意。

Application Service Providers

EventServiceProviderRouteServiceProviderboot メソッドの引数を使うより、facadeを使ったほうがいいかも。

Arr クラス

PHP の連想配列に対応したので、first,last,whereメソッドのClosureに添字の $key が追加された。

Arr::first(function ($value, $key) {
    return ! is_null($value);
});

Collections

同様の変更がある。

Artisan

make:consolemake:commandに変更されます。

Authentication

認証まわりが 4つのコントローラクラスに変更されましたので、Route で指定している場合は Auth::routes()コントローラ名などを置換するようにしてください。

(AuthController を置いておいて、メソッドの中からapp(Controller::class)->hoge($args..)をすればこの変更はあまりなかったように思うけどまぁいいや)

ログアウト

logoutメソッドが post routes でも動くみたいな感じ。

パスワードリセットメール

Laravel-Notification が使われます。

Illuminate\Auth\Passwords\CanResetPasswordトレイトのsendPasswordResetNotificationメソッドを上書きすれば、書き換えることができます。

既存のままで、Laravel-Notificationを使用する場合は下記のような感じになります。

namespace App;

use Illuminate\Notifications\Notifiable;
use Illuminate\Foundation\Auth\User as Authenticatable;

class User extends Authenticatable
{
    use Notifiable;
}

認可

認証しているユーザのmodelを引数で取ることができるようになりました。

/**
 * Determine if the given user can create posts.
 *
 * @param  \App\User  $user
 * @return bool
 */
public function create(User $user)
{
    //
}

AuthorizesResourcesの変更

app/Http/Controllers/Controller.phpにあるAuthorizesResourcesAuthorizesResourcesに変更されました。

Blade

力尽きた

Database

Collections

allメソッドを呼ぶにはgetメソッドを呼び出してからにする変更があったっぽい。

$users = DB::table('users')->get()->all();

Eloquent $morphClass Property

力尽きた。

Eloquent save method return false

Eloquentモデルの内容に変更がない場合、返り値がfalseになります。

Eloquent Scopes

力尽きた。

Join Clause

力尽きた。

Encryption

Mcryptが5.1.0から使いませんが、5.3.0から完全になくなり、全て OpenSSL に置き換わります。

DBにMcryptを使ったデータを保存している場合、laravel/legacy-encrypterを使って、下記のようなコマンドを作成して、DBの内容を更新をしてください。

$legacy = new McryptEncrypter($encryptionKey);

foreach ($records as $record) {
    $record->encrypted = encrypt(
        $legacy->decrypt($record->encrypted)
    );

    $record->save();
}

例外ハンドラー

Illuminate\Container\Container インスタンスを使うようになりました。app/Exception/Handler.phpでコンストラクターを利用している場合、parent::__construct(app());を呼び出してください。

Middleware

can ミドルウェアが \Illuminate\Foundation\Http\Middleware\Authorize::class から \Illuminate\Auth\Middleware\Authorize::class に変更されましたので、変更をしてください。

そして can ミドルウェアで、認証していないユーザの例外が Illuminate\Auth\AuthenticationException になりました。ユーザが認証していない時の例外を捉えるには Illuminate\Auth\AuthenticationException を取るようにしてください。

Binding Substitution Middleware

力尽きた。

Notification

パッケージインストールをしてください。

  • config/app.phpprovidersIlluminate\Notifications\NotificationServiceProviderを追加してください。
  • config/app.phpaliasesIlluminate\Support\Facades\Notificationを追加してください。
  • Userモデルに Illuminate\Notifications\Notifiable トレイトを使うようにしてください。必要に応じて、他のモデルにも追加してください。

Pagination

カスタマイズする時は下記の手順で、元テンプレートを編集してください。

php artisan vendor:publish --tag=laravel-pagination

コマンドを実行すれば、 resources/views/vendor/pagination が作成されます。default.blade.php がベーステンプレートになります。詳しくは Customizing The Pagination Viewを参照

Queue

設定の変更

全てのQueueの設定にある expireretry_afterという名前に変更されました。
同様に、Beanstalk の設定にある ttrretry_after になりました。

Closures

そう遠くない間に使えなくなります。Closureからクラスと Queue インスタンスで動くように書き換えてください。

Collection Serialization

Illuminate\Queue\SerializesModelsトレイトが Illuminate\Database\Eloquent\Collectionのインスタンスを適切にシリアライズするようになりました。

これの変更による膨大な量の書き換えは起こらないはずです。

Daemon Workers

queue:work のオプション引数 --daemon が必要にならなくなるでしょう。

php artisan queue:workで起動されるプロセスは、自動的に Daemon Mode になります。

シングルジョブとして動かしたい場合は --once オプションを追加してください。

Event Data Changes

よくわからない。

Jobs Table

databaseを使用している場合、jobsテーブルから jobs_queue_reserved_reserved_at_indexインデックスと、reservedカラムを削除してください。このカラムはこれから使用しません。

それらの変更をしたら、queueカラムとreserved_atカラムをもつ複合インデックスを作成してください。

Failed Jobs Table

failed_jobsを使用している場合、exceptionカラムを追加してください。

exceptionカラムは TEXTタイプで、Jobの実行が失敗した時の例外を保存するのに使用します。

Serializing Models On Legacy Style Queue Jobs

Queue:pushの引数が変わりました。

従来では Queue::push('ClassName@method'); でしたが、Job classIlluminate\Queue\SerializesModelsトレイトを利用させて、Queue::push(new ClassName);という方法を取ってくださいみたいな感じ。

Routing

Resource Parameters Are Singular By Default とある。力尽きた。

Validation

Validationエラーで発生する例外が HttpException を継承した Illuminate\Validation\ValidationException になった。

例外を受け取っている場合は ValidationException を受け取るようにしてください。

Nullable ルールの追加

よくわからない。「パラメータでは渡されているけど空白」もしくは「パラメータがない」のどっちなんだろ。

参考

  1. Github Diff between 5.2 and 5.3
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