🎯 はじめに
ハッカソンに参加しました。
結果として最終ピッチまで残ることができ、とても良い経験になったので学んだことをふりかえります。
なお、この記事ではプロダクトや技術については触れていません。
ハッカソン参加を通じて得た気づきや学び に焦点を当てています。

目次
📋 ハッカソンの概要
- テーマ『生成AIを使った、社会課題を解決するプロダクト』
- 開発期間:約1ヶ月〜2ヶ月
- 一ヶ月地点で中間審査があり、審査で選ばれた4チームが最終ピッチデイで登壇。
- 参加人数:約80人、30チーム
- 参加対象:男女とも参加可能だが、女性比率を多くするルールあり。
✨参加のきっかけ
たまたま締切日当日にハッカソンの告知がSNSで流れてきました。
- 「生成AIで開発」が条件なので気軽に参加できる
→実はテーマである「(ソリューションに)生成AIを使った」を、勝手に「生成AIで開発する」と思い込んで申し込みました。 - 応募サイトに「迷うなら、まずは応募」と書いてあって参加ハードルが低そう。
- 知らない人とチームでやってみたい。一人でやりきれる自信はない。
という理由で、まず応募してみました。
🔍 ふりかえり
😊楽しかったこと
👥チームでの開発が楽しかった
個人で申し込みをして、運営側に組んでもらったチームで開発をしました。
深夜までみんなでデバッグしたりアプリが動いてみんなで喜ぶ感じ、久々で楽しかったです。
褒め合いながら進める感じ、自己肯定感があがります。
開発期間はオンラインのみで、最終ピッチの日が初対面でしたが、オンライン開発でもなんとかなるものだなと実感しました。
💬意外な反応
運営側でSlackのオープンチャネルが用意されていました。
私達は即席チームのためメンバーとの連絡手段がそのSlackしかなく、そのチャネルで褒め合ったり、エラーログを投げたり、アイデアをつぶやいたり、かなり自由に使っていました。
すると登壇の日に他のチームの方々に 「みなさんのやりとりがすごく活発だったので、いい刺激になりました」 と声をかけていただき、思いがけず嬉しかったです。
オープンコミュニケーションの良さを感じました。
📢フィードバックは嬉しい
審査員コメントでは、ぎりぎりまでこだわって作ったところやアピールしたかったポイントがちゃんと伝わってたうえで、それが評価されたことに達成感を感じました。
また、メンターの方にアドバイスがもらえるメンター制度も用意されてたのですが、単純に自分達が作ったプロダクトを他の人に使ってもらえて、それだけで作ったかいがありました。
このハッカソンでは参加者が望めば全員にフィードバックが貰える機会が用意されていたので、参加者の自信につながる良い仕組み だなと感じました。
🏆やりきったこと
🎤最終ピッチに登壇した
ありがたいことに最終ピッチに進むチームに選出され、ピッチデイで登壇しました。
かなり緊張しましたが、会場は暖かい雰囲気だったので助かりました。
質疑応答では後からこう答えておけばよかったと考えてしまい自分のアドリブ力のなさを痛感しました。
🤝全員が納得できるプロダクトのテーマを決めきれた
最も大変だったことは?と聞かれたら、「最初のテーマ決め」だと思います。
「社会課題を解決するプロダクト」というハッカソンのテーマでしたが、私には解決したい強い想いはなく、正直なところ他メンバーの想いに乗っかろうと考えていました。
初日の顔合わせで話してみると同じような状況でした。
そこから何度か対話を重ね、2週間かけてチーム全員が納得できる社会課題のテーマを見つけました。
開発を進めていくと、みんなが解決すべき社会課題だと共感できるているからこそ 、「こんなのができたら面白いかも?」「この機能はこの社会課題のユーザ像とは違う。」など、芯がぶれずに解決するためのアイデアを話し合うことができました。
📚学んだこと
🤖AIを使いまくった開発体験
Geminiでアイデア出しして、v0でデザインを作成して、GitHub Copilotで実装して、Gammaでプレゼン資料を作成しました。
コーディング以外の作業では、メンバー同士で画面共有をしながら一緒に作業をすることが多く、みんなの手元にAIがいて、聞いたことをもとにわいわい議論をしながら進めていったので、AIが追加メンバーのような存在 だなと感じました。
⚡ハッカソンならではの開発スタイル
とにかく動けばいいしドキュメントの整備もめちゃくちゃでした。
保守性や汎用性など気にせずコードを書いて、ドキュメントの格納場所代わりにSlackに投げたり、その場で伝わればいいという感じで作れるのは楽でした。
時間も限られているので「ここまでは最低限作りたいね、この機能は時間あったらにしよう」と、このプロダクトの価値を伝えるにはまず一番に何を作ればよいかを頭において会話ができました。
🌡️お互いの温度感のすり合わせ
リーダーも特に決めずに進んでいきましたが、自然と 「各々が得意なこと/できることを、できる範囲でする。」 雰囲気ができていたと感じていて、私としては、それが無理せずに楽しく最後までやりきれたポイントだったと思います。
即席チームだと、お互いのモチベーションや熱量や開発にかけられる時間がわからない状態で「はじめまして」でスタートします。そのためお互いの期待値を会話を通じて理解する過程は大事だなと思いました。
私達も何か具体的に話し合ったわけではないですが、開発を進める中でお互いの温度感のすり合わせはできていた気がします。
特に、1ヶ月と長い期間のハッカソンではこの期待値調整は大事だなと思いました。
📄まとめ
チーム開発の醍醐味と、生成AIを活用した開発スタイルの両方を体験できた貴重なハッカソンでした。
AIをチームメンバーのように使いながら、みんなでわいわい開発する協働のかたちを実感できました。
素晴らしいメンバーに恵まれ、最後まで楽しく取り組めたことが何よりの収穫です✌
※投稿内容は個人の意見であり、所属組織の公式見解ではありません。
※本ハッカソンには個人として参加しました。本記事で言及するサービスは所属組織での利用を示すものではありません。