5
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

.service 自作して Python プログラムを systemd でデーモン化

Posted at

あらすじ

あるとき、FastAPI (Python) で WebApp を作りました。

で、その WebApp を裏で常に稼働し続ける、みたいなのができないかなと考えました。

そこで気がついたのが systemd。よく Apache とか Samba を systemctl ってコマンドで起動したり停止したりするアレ。

そんなアレに自作のサービスを追加できないか、ということで試行錯誤したので、その日記をここに記すことにしました。

実際に作成してから半年近く経っての記事書きというのは内緒

やりたいこと

  • 特定の Python ソースを venv 上で動かしたい
    • Python ソースは /opt/mozjpeg-webui/main.py に設置
    • 仮想環境 venv も同ディレクトリに作成
  • 稼働を systemctl で制御したい
  • 自動起動も設定したい

下準備: Python 仮想環境構築・ソース配置

# すべてスーパーユーザ権限で
mkdir /opt/mozjpeg-webui

python3 -m venv /opt/mozjpeg-webui/.venv
/opt/mozjpeg-webui/bin/pip install -r /src-dir/requirements.txt

cp src-dir/* /opt/mozjpeg-webui/

Python 仮想環境というと、source ./bin/activate で仮想環境入り、というのをよく見かけると思います。ただ、少量のコマンド実行だったら同じ bin ディレクトリ内の pip を直接起動してやった方が早いので、そうしています。

完成品

とりあえずこんな形で動きました。

/etc/systemd/system/mozjpeg-webui.systemd
[Unit]
Description=mozjpeg web application
After=network.target

[Service]
Type=simple
WorkingDirectory=/opt/mozjpeg-webui/
ExecStart=/opt/mozjpeg-webui/.venv/bin/python /opt/mozjpeg-webui/main.py

[Install]
WantedBy=multi-user.target

あとは作った .service/etc/systemd/system/ に置けば OK。

以下、各設定を適当に解説。(あまり正確じゃないかも)

After

このサービスが起きてからこれ (自分) を起こす、という依存関係設定。

(しっかり理解できていませんが、) ネットワークが動いてからじゃないとダメそうな気がするので After=network.target としています。

WorkingDirecory

どこをカレントとして ExecStart= のコマンドを実行するか設定。

WebApp サーバで、外部ファイル (HTML, CSS, JS とか) 読み込みを伴う上で、カレントが main.py の位置でないといけないです。最初、これにちょっとハマりました。

WantedBy

OS 起動後、このターゲットに紐付いて起動、という設定。

これが無いと、自動起動設定 (enable/disable) が設定できません。

軽く調べると、多くのターゲットが multi-user.target に紐付いているとか。とりあえず、適当に「OS 起動後でユーザログイン無しでも起動」なら、これでいいのかも。

  • Description: サービス一覧などに表示する説明
  • Type: どういった動作のさせ方なのかの設定, 詳細省略
  • ExecStart: サービス起動時に実行するコマンド

あとがき

ExecStart とかは分かりやすいのですが、正直 After とか WantedBy とかが良く分かっていません。よく仕組みを理解する必要がありそうです。

でも、とりあえず適当に動かすなら上の通りでもよさそう・・・かも。

参考

5
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?