XMLとは
マークアップ言語の1つ
マークアップ言語とは
タグを使って、データの構造・視覚的外観・意味を定義する
→文章を構造化するのが目的
文章を構造化するために必要なこと
文章のこの部分は注目してほしいポイントとか、ここからここまでが1段落などのように、文章の1つ1つの要素に対してタグや記号を埋め込んでコンピューターに認識させる必要がある
そもそも、コンピューターは文章をそのままアップロードされても、単語や文脈の意味を理解できない
・見出しはどこからなのか
・どこからが本文なのか
・引用した部分はどこなのか など
マークアップ言語の例
・XML
・HTML
・SGML
・RTF など
XMLの書き方
<book>
<title> Harry Potter </title>
<author> J. K. Rowling </author>
</book>
XMLタグを利用することで、データの種類がわかりやすい
本に関するデータであることや、本のタイトル、作者のデータであることはタグを見るだけで理解できる
ほとんどのデータ構造を定義するタグを作成できるため、XMLはextensibleと呼ばれている
XMLの用途
データ転送
XMLを使用すると同じデータを異なる形式で保存する2つのシステム間でデータを転送できる
例えば...
ウェブサイトで日付がMM/DD/YYYY形式で保存しているが、会計システムではDD/MM/YYYY形式で保存しているとして、この場合にXMLを使うとウェブサイトから会計システムにデータを転送できる
開発者は下記に事を自動化するコードを記述できる
1、ウェブサイトのデータをXML形式に変換する
2、XMLデータを会計システム用のデータに変換する
3、会計システム用のデータをXML形式に戻す
4、XMLデータをウェブサイト用のデータに戻す
ウェブアプリケーション
XMLはウェブページに表示するデータの構造を表現できる
HTMLなどほかのウェブサイトを作るための技術とXMLを連携して、一貫性のある関連データをウェブサイトを訪問してきた人に提供できる
例えば...
洋服を販売するウェブサイトを想像する
サイトを訪問してきた人に対して、すべての服を表示するのではなく、XMLを使用してユーザーの好みに基づいてカスタマイズしたページを作成できる
→タグのをフィルタリングすることでそのブランドのものだけを表示できたりする
データタイプ
多くのプログラミング言語が、XMLをデータ型としてサポートしている
そのサポートがあるから、XMLファイルを直接操作するプログラムをほかの言語で記述できる
XMLとHTMLの違い
前提として2つの共通項はタグで囲まれたデータが含まれていることくらい
XML | HTML | |
---|---|---|
目的 | データの格納や送信 | データの提示と表示 |
タグ | ユーザーがタグを作成したり定義できる | 事前に定義されたタグがある |
構文ルール | 大文字と小文字を区別する | 大文字と小文字を区別しない |
XMLの代わりにHTMLを使用することはできない
HTMLタグでXMLデータを囲んだらウェブページに表示できる