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【Python/Django】よく使うコマンドのまとめ(2) <パッケージのインストール>

Last updated at Posted at 2020-12-13

背景

Python/Djangoで開発をすすめるにあたり、よく使うコマンドをまとめておきます。

先人たちの知恵をお借りするなどして解決できたことを、この場をお借りして感謝するとともに、大変恐縮ですが自分のメモとしても、こちらへまとめておきます。

環境

(本番環境)

  • AWS EC2 (Amazon Linux 2)
  • Python 3.7.9    ※2020/12/10時点のAmazon Linux2でのデフォルト
  • Django 3.1.3
  • PostgreSQL 11.5  ※同上
  • Nginx 1.12     ※同上
  • Gunicorn
  • Putty 0.74

(開発環境)

  • Windwos 10 Pro
  • Python 3.9.0
  • Django 3.1.3
  • PostgreSQL 13.1
  • Nginx 1.19.5
  • Gunicorn
  • Putty 0.74

1. パッケージソフトウェアのインストール

Pythonは「pip」コマンドを用いて、多種多様なパッケージソフトウェアをインターネット経由で簡単にインストールできます。
なお、どのようなパッケージソフトがあるかは、PyPI(The Pyhon Package Index) にて確認ができます。

Python仮想環境に入り、下記を実行します。

ターミナル
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install django                  最新バージョンをインストールする場合
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install django==3.1.3           指定するバージョンをインストールする場合

インストールしたパッケージのバージョンは、下記で確認できます。

ターミナル
(venv_<プロジェクト名>)$ python -m django -- version

3.1.3

他のパッケージのインストール(例)

ターミナル
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install psycopg2-binary
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install django-allauth
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install pillow
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install selenium
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install boto django-ses
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install gunicorn
モジュール名 説明
psycopg2-binary PostgreSQLへPythonから接続する際に用いるドライバ ※2020/12時点では、psycopg3 を開発中とのこと
django-allauth ローカルおよびソーシャル認証をサポートする認証機能パッケージ
pillow WEBアプリケーションを通してアップロードされた静的ファイルを扱う際に用いるパッケージ
selenium Live Server Test Caseクラスを使ったテスト方法で用いるパッケージ ※別途Chrome用ドライバが必要
django-ses Amazon SES(Simple Email Service)を利用する際に必要なパッケージ
gunicorn (Green Unicornの略) Pythonのwsgi(Web Server Gateway Interface)HTTPサーバー

番外編:pip自体のアップグレード

ときどき、pip自体もバージョンアップしているため、pipコマンドを実行すると『アップグレードしてね!』とお願いされます。
そのようなときは、下記を実行します。

ターミナル
$ python -m pip install --upgrade pip

2. インストール済みモジュール一覧の作成

Python開発環境にインストールしたモジュールをファイルに書き出します。
その後、その書き出したファイルを基に、本番環境へモジュールをインストールします。

2-1. インストールしたモジュール一覧をファイルに出力する。

ターミナル
(venv_<プロジェクト名>)$ pip freeze > requirements.txt
requirements.txt(例)
appdirs==1.4.4
astroid==2.4.2
beautifulsoup4==4.9.3
certifi==2020.11.8
chardet==3.0.4
colorama==0.4.4
distlib==0.3.1
filelock==3.0.12
idna==2.10
isort==5.6.4
lazy-object-proxy==1.4.3
mccabe==0.6.1
numpy==1.19.4
pandas==1.1.4
Pillow==8.0.1
pipenv==2020.11.15
pylint==2.6.0
python-dateutil==2.8.1
pytz==2020.4
requests==2.25.0
selenium==3.141.0
six==1.15.0
soupsieve==2.0.1
toml==0.10.2
urllib3==1.26.2
virtualenv==20.1.0
virtualenv-clone==0.5.4
wrapt==1.12.1

2-2. 書き出した requirements.txt を、本番運用環境のホームディレクトリへ転送する。

PuTTYや、WinSCP を用います。
※ PuTTY を利用して、Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)へ接続する際は、「PuTTY を使用した Windows から Linux インスタンスへの接続」をご参照ください。

2-3. python仮想環境に入り、下記を実行し、インストールを実行する。

ターミナル
(venv_<プロジェクト名>)$ pip install -r requirements.txt

(関連)

【Python/Django】よく使うコマンドのまとめ(1) <仮想環境、プロジェクト、アプリケーションの作成>
【Python/Django】よく使うコマンドのまとめ(3) <PostgreSQLの操作>
【Python/Django】よく使うコマンドのまとめ(4)-前編- <本番運用:Amazon EC2 (Amazon Linux 2)>
【Python/Django】よく使うコマンドのまとめ(4)-後編- <本番運用:Amazon EC2 (Amazon Linux 2)>


(編集後記)

インストールを忘れがちなのが、意外に django-ses です。
テスト時は、コンソールにログやメール内容を出力させていることも一因ですが、アプリケーション作成を始めたばかりの頃は、マイグレーション時に、よく『django-ses が足りない!』と怒られました。
ユーザー認証を介したり問い合わせフォームを設置したりするWEBサイトやWEBアプリケーションを作成する際は、必ずと言って良いほど django-ses のお世話になるはずですので、インストールするパッケージにも意識を向けて、開発をすすめたいと思います。

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