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AWS EC2 macOSインスタンス

Last updated at Posted at 2020-12-04

EC2macOS.png
#はじめに
Amazon EC2でのmacOSインスタンスが発表されて
やってみた!、つながったよ!との記事がポツポツとで始めてきたので
Mac好きとしては「ここは一つ試してみないと」
ということでやってみました 笑
でも、やってみたの記事はClassMethodさんの記事など多くありますので、
実際のインスタンス作成やVNCサーバーの起動、
クライアントからの接続はそちらを見ていただくとして、
自分なりにやってみて感じたこと困ったことなどつらつらと。
※2020年12月4日時点の話です
※自分のメモ書きでもあるので画像なしでスミマセン
※間違っていたらゴメンナサイ 教えてください〜

#前準備1
macOSは普通のインスタンスを立ち上げるのとは違って
専有ホスト(Dedicated Host)が必須。
で、専有ホストを管理コンソールのEC2のメニューやawscliなどから
確保する必要があるのですが、
私の場合、まず最初にQuata制限に引っかかりました。
AWS管理コンソールからmac1.metalが作れるリージョン
・北バージニア
・オハイオ
・オレゴン
・アイルランド
・シンガポール
のうちどれかを選択し、その左のアカウントのプルダウンから
マイService Quatasを選択
左ペインのAWS サービスを選択しEC2で検索
Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)を選ぶ
次の画面でmac1を検索すると
Running Dedicated mac1 HostsのQuataがわかります。
適用されたクォータ値が0の場合は、緩和申請が必要なので
クォータ引き上げリクエストを送ります。
ココの値が1以上になったら次に進みます。
※私の場合緩和されるまで、まるまる1日くらいかかりました。
※Quataはリージョン毎なのでシンガポールで緩和されても
 オレゴンでは緩和されていませんので注意。

#前準備2
晴れてQuata制限がとけたら、専有ホスト割り当てです。
私の場合、awscliで割り当てしようとしたのですが
なかなか専有ホストを確保できませんでした。(シンガポールを使っています)

$ aws ec2 allocate-hosts --instance-type mac1.metal --availability-zone ap-southeast-1a --auto-placement on --quantity 1 --region ap-southeast-1

An error occurred (InsufficientHostCapacity) when calling the AllocateHosts operation (reached max retries: 4): Insufficient capacity.

何度か時間をおいてトライしたら

$ aws ec2 allocate-hosts --instance-type mac1.metal --availability-zone ap-southeast-1a --auto-placement on --quantity 1 --region ap-southeast-1
{
    "HostIds": [
        "h-xxxxxxxxxxxxxxxxx"
    ]
}

となり無事確保できました。
自分を含め、やってみた系の方々が多かったんですかね???

#使えるようになるまで
EC2は普通のインスタンスを立てるのと同じ要領でできます。
AMIではCatalinaとMojaveが選べます。
管理コンソールの場合
ステップ 3: インスタンスの詳細の設定でのホストで
先ほど作った専有ホストを選びます。
選択しないと次に進めませんがw
GUIでmacOSを使う場合は
(使わずzshだけでOKという方もいるかもしれませんが〜)
ステップ 6: セキュリティグループの設定で
VNC用にカスタムで5900/TCPを追加しておくと楽ですね。
もちろんあとからでも追加できますが。

で、
ステップ 7: インスタンス作成の確認で確認し、起動!

。。。
管理コンソールでインスタンスの起動具合をみると
割とすぐにインスタンスの状態は起動中になるのですが
ステータスチェックがなかなか終わりません。
初期化が5分、チェック2つに10分くらい
実際sshできるようになるまで合計15分くらいかかりました。

#その他、気になったところとか
・シャットダウンも起動と同じように時間がかかる。
・VNC経由なので仕方がないかもですが
 macOS独自のGUIのエフェクトなどでガクつく。
 →LounchPadでマウスを使って別ページに切り替えるのは難しいw
・GUIは英語版です。当たり前ですが。
 日本語化しようとして
 System PreferencesのLanguage&Regionで
 日本語設定して再起動したらステータスチェックで
 必要ファイルがないとおこられて起動できなくなりましたw
・xcodeを入れるにはEBSのサイズをデフォルトより多くとる必要あり。
・なんかいろいろ弄って再起動したらまた起動しなくなったw
・DedicatedHostは作成から24時間リリースできない。
 シンガポールの場合、1時間$1.354かかります。
 今だと1日3000円から3500円程度でしょうか
 1,2ヶ月つけっぱなしにすると本体買えちゃいそうです。
 しばらく使うならRI検討ですかね。
・GUIログインしたらBig Surのアップデートの通知が。
 アップデートできるのかな???

#それでも
いろいろネガティブなことを書きましたが、
それでも15分+α程度でmac mini環境が触れるようになるのは
素晴らしい、素晴らしすぎです!!!
近い将来Big SurやM1も予定されているようですし!

でわでわ

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