ZurichリリースでFlow Designer上でフローの履歴を確認可能になった
先日こんな記事を書いたばかりだったのですが、
ZurichのPDIで遊んでいたところ今回紹介するHistoryの機能を発見しましたので備忘がてら記載します。
しっかりRTPのリリースノートにも載っていました。
Zurich Release Testing Preview (RTP) release notes
「Flows, subflows, and actions in Workflow Studio release notes」の欄に
View flow history
View and manage the history of a flow. See past configurations of a flow to copy, restore, or remove them.
View subflow history
View and manage the history of a subflow. See past configurations of a subflow to copy, restore, or remove them.
とありますね。
検証1 履歴の確認
どんな感じなのか触ってみました。
2)Flow Designerの右側に、時間を巻き戻すアイコンがあるのでこれをクリックするとhistoryが出てきます。

トリガーも何も設定していない状態であれば当然何も履歴はありません。
4)作成された履歴の部分をクリックすると、「FLOW HISTORY」という表示と「Save as copy」のUIアクションが出現します。前者は編集画面と勘違いしないようにという感じでしょうか。

FLOW HISTORYの画面でトリガーやアクションの部分をクリックしても読み取り専用のような感じになりました(そりゃそう)

「Save as copy」のUIアクションをクリックすると、以下の画面となり、この時点のフローのコピーが作成できました。

5)(履歴の検証なのでテキトーに)アクションを追加してActivateします。

7)さらにアクション追加などをして、実際にフロー作成するときのように作業を繰り返します。Activateすると履歴が1つできました。

検証2 リストア
history欄の「Current flow」より前の履歴を選択すると、右上に「Restore」UIアクションがクリックできるようになってます。

こちらをクリックすると以下の画面となり、その時点の状態に戻すことができます。

Flow history的にも「Restored」というステータス(?)になります。
単に修正を重ねた履歴にならずRestoreの行為としてわかるのは良いですね。

まとめ
この機能によって、先日紹介したUpdate Version[sys_update_version]テーブルを使う手法よりも簡単に履歴をたどれるので、作業目線で切り分けなどで戻りたいときには楽になったのではと思います。
レビュー目線でも、「修正箇所が正しい」、「こういった作業が行われた」というところは履歴がその画面で完結して一定見やすくなったのかなと思いますが、「修正された箇所以外が変わってない」を視覚的にみるには限界があるので、動作の確認、テストもセットで常にやっていきたいですね(ここは履歴云々以前にやらねばいけないところですが)
それでは!


