はじめまして。サードスコープのWebエンジニアをやっている久保と申します。
サードスコープでは、職種を問わず(エンジニア・デザイナー・マーケター・事務職など)、
社員を対象に資格手当や受験料の補助制度があります。
今回はその制度を活用して「Webデザイン技能検定3級」に挑戦してみたので、
学習のポイントや試験対策のコツをまとめてみました。
資格の概要
Webデザイン技能検定3級は、Web制作の基礎知識やデザインの基本、実務の手順を問う国家資格です。
試験は 学科(文章問題)と実技(制作問題) の2つで構成され、合格率は60〜70%程度。独学でも挑戦できる一方、手順や基本原則を理解していないと意外と落ちることもあります。
受験料が高めであり、開催頻度も多くはないためしっかり対策して臨みたいですね。
合格のポイント
- 受験の手順が少し複雑なため、あらかじめ確認
- 公式サイトの実技・学科の過去問を解き、わからない用語の深堀りをする
- 実技テストは過去問が解ければ、全く同じ問題文が出てくるので必ず解けます
受験の手順について
正直一番細かくてミスが起きそうなのは受験自体のルールなので、ここは抑えておきましょう。
※下記の受験手順は令和7年度第2回のものなので、今後変わる可能性もあります。
まず申し込みについては公式サイトから、アカウント作成をする必要があります。
サイトに書いてある手順通りに入金を行ったら、入金確認のメールが届きます。
また、このとき受験地の住所が記載されています。
このあと試験7日前に受験票が届くので、受取を忘れないよう。
当日は受験票、身分証明書、筆記用具を持参しましょう。
実技のポイント
実技試験ではWebサイトのデータの編集を行います。
難易度としては、Progateやドットインストールを経験したような方であれば、難しくはないでしょう。
問題文は過去問とほぼ同じなため、公式サイトにある参考書籍を使うか、書籍だと手順がわからない、
という人にはYoutubeやeラーニングの動画での解説を見て手順を覚えれば、確実に解けるようになります。
実技試験についても受験の手順が少し複雑ですが、試験官の話を聞いてれば大丈夫です
以下は注意点です
- 受験番号の書き込みと、問題の選択
- 受験番号が実技と学科で少し違う点に注意
- 問題文は6問ありますが、実際には5つだけを選んで解きます
- 回答フォルダ作成と提出
- デスクトップに指定の名前で回答フォルダを作成して提出します
- 回答フォルダには不要なファイルは入れないようにしましょう
- キーボードやOSの環境
- 自分の会場はwindows10で日本語キーボードでした
macユーザーや英語キーボード使いの人は慣れておいたほうがいいです
- 自分の会場はwindows10で日本語キーボードでした
使えるエディタも古いものが多いですが、macも対応しているSublime Text が一番使いやすいかと思われます。
学科のポイント
こちらはマークシート方式で、7割(18/25)正解で合格となります。
公式サイトには3回分の過去問と回答が載っているので確認しましょう。
出題範囲は広く浅く設定されているため、まずは過去問で全体的な出題傾向を掴み、苦手分野を中心に対策するのがおすすめです。
勉強期間の目安としては、
完全に初学者であれば1~2ヶ月程度、経験者であれば1~2週間程度の集中学習でも十分対応可能です。
コードに関する問題は、オンライン学習サービスやWeb制作入門書を利用すると理解が進みます。
一方、ガイドライン・法令・セキュリティ・インターネットの仕組みなどは、実際に体験して理解するのが難しい場合もあるため、過去問で詰まりそうな部分を個別に調べることを繰り返すと理解が深まります。
まとめ
Webデザイン技能検定3級は、Web制作の基礎を体系的に学べる国家資格です。
独学でも挑戦可能ですが、受験手順や基本原則を押さえることが合格の鍵となります。
ポイントを整理すると以下の通りです:
- 受験手順の確認:申し込みや受験票、提出フォルダなど、細かいルールを事前に把握しておく
- 実技対策:過去問や公式参考書、動画解説を使って手順を習得
- 学科対策:過去問を繰り返し解き、苦手分野を中心に1〜2ヶ月(初学者)または1〜2週間(経験者)で対策
- 実践的な理解:コードは手を動かして学ぶ、ガイドラインや法令は個別に調べて理解を深める
初学者はまずWebサイト制作の体験から入り、実技・学科の対策に繋げると無理なく学習できます。
しっかり準備すれば、過去問中心の学習で合格は十分可能です。
自分の学習スタイルに合わせて、計画的に取り組んでみてください。
