Mayaのプラグイン、mGearの使い方を学習したんで、備忘録を付けていきます。
この記事を読めば、とりあえずmGearを使ってリグを作ることができます。
mGearのインストール方法
mGearのインストール方法はmGearのインストール方法はこちらのmGear3.7.8がリリースされたのでMacにインストールしてみた。【備忘録】 の記事を参考にして下さい。
『shifter Guide Manager』ウィンドウからリグを作る
mGearはガイドを作り→リグを作る、という順番で作業していきます。
細かい設定は色々ありますが、とりあえずリグを作ってみましょう。
- mGear>shifter>Guide Manager 『shifter Guide Manager』ウィンドウが出てくる
- 『arm_2int_01』を選択>Draw Componentをクリック arm_2int_01のガイドが出来上がります。
- アウトライナから『guide』ノードを選択>mGear>shifter>Build From Selection 2で作ったガイドにそって、リグが出来上がります。
とりあえずリグっぽいのは出来ました。
【ガイドを作って、リグを作る。】
mGearの基本的な使い方はこんな感じです。
ガイドを編集してリグを作る
今度は『leg_2int_01』を使い足のリグを作ってみます。
- 上記1、2の手順でガイドを作る
- 『leg_C0_ankle』、『leg_C0_knee』を動かし、ガイドを編集
- 上記3と同様に、guideを選んだ状態でBuild From Selectionをクリック
編集したガイドの通り、リグが生成されます。
このようにガイドを作り、編集することで、任意の場所にリグが作れます。
作ったガイドをシンメトリーコピーする
今度はガイドを作り、反対側に反転コピーします。
- 上記の手順で『leg_2int_01』のガイドを作る
- アウトライナから『leg_L0_root』を選択し、transXに『1』を入力 向かって右方向にちょっとだけ動かす感じです。
- 『leg_L0_root』を選択>mGear>shifter>settings ガイドの設定ウィンドウが現れます。
- Main Settingsタブの『side』を『center』から『Left』に変更
- 『leg_L0_root』を選択>mGear>shifter>Duplcate Sym ガイドが反転コピーされます。
- guideを選択し、Build From Selectionでリグを作る ガイドにそったリグが出来ます。
こんな感じでガイドを反転コピーさせ、左右のリグを作っていきます。
ガイドで階層を組み人形のリグを作る
今度はガイドに親子関係を作り、よりリグっぽくしていきます。
- 『shifter Guide Manager』から『spin_FK_01』のガイドを作る
- アウトライナから『guide』を選んだ状態で『leg_2int_01』のガイドを作る guideノードの下に『leg_L0_root』が出来ます。
- 2と同様に腕や首のガイドも作り、体の階層を作っていきます。
- guideを選択し、Build From Selectionでリグを作る
このように個々のパーツを組み合わせ、ガイドに親子関係を作ることで、階層構造を持ったリグが作れます。
所感:ガイドの操作を覚えたら、とりあえずリグは作れる
- ガイドを作る
- ガイドを編集する
- ガイドを組み合わせる
これらの基本的な操作ができれば、
『mGearを使って、とりあえずリグを作る』
ってことは出来ます。
後はパーツの特徴や設定方法を理解すれば、mGearによるリグ作成は問題ない気がします。
mGearはリグを作れる便利ツール、くらいの認識でしたが、思ってる以上にスゴいツールなんだと理解しました。
今までのリグ作業が何だったのかと思うくらい便利ですね。
作業時間も短くなるので、アニメーションやモデリングといった、よりクリエイティブな部分にリソースを割けそうです。
モジュラーリギングって考え方、もっと業界に広まるといいですね〜