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【AWS VPC入門】3.ELB

Last updated at Posted at 2018-12-24

前回までの記事

【AWS VPC入門】0.概要
【AWS VPC入門】1.VPC/Subnet
【AWS VPC入門】2.EC2/Internet Gateway/Route Table

今回のゴール

  • VPC上にELBを配置する。
  • HTTPアクセスをELB経由でEC2インスタンス(Web)に振り分ける。
  • SGを編集しEC2インスタンス(Web)へのHTTPアクセスをELB経由からのみ許可する。

ELB/ALB/NLB

現在AWSでは3つのロードラバランサを選択できます。
大まかな特徴は以下です。

  • ELB (Classic Load Balancer)

    • 旧型の汎用LB
    • L4/L7レイヤーをサポート
  • ALB (Application Load Balancer)

    • CLBよりも高性能でAWS WAFやターゲットグループ等が使用できる
    • L7レイヤーをサポート
  • NLB(Network Load Balancer)

    • 大量トラフィック用のELB
    • L4レイヤーをサポート

今回はELB (Classic Load Balancer)を使用します。

ELBの作成

EC2のダッシュボードから「ロードバランサーの作成」を選択し、「Classic Load Balancer」を選択します。

スクリーンショット 2018-12-16 17.15.01.png

「基本的な設定」を以下内容で設定します。

ロードバランサー名 ロードバランサーを作成する場所
SampleELB SampleVPC

今回はHTTPSを使用しないためHTTPのみを登録します。
スクリーンショット 2018-12-16 17.48.58.png

対象とするサブネットとしてEC2インスタンス(Web) が存在する SamplePrivateSubnet を選択します。
スクリーンショット 2018-12-16 17.41.07.png

ELBのセキュリティグループを新規作成します。
インターネットからのアクセスを許可するため、すべてのHTTPアクセスを許可します。
スクリーンショット 2018-12-16 17.47.11.png

続いてヘルスチェックの設定を行います。
今回はNginxのWelcomeページがヘルスチェックの対象となるため、pingパスを / に変更します。
スクリーンショット 2018-12-16 17.51.24.png

最後に振り分け対象とするインスタンスを選択します。
前回の章で立てたEC2 SampleWebを対象とします。
スクリーンショット 2018-12-16 17.52.47.png

作成後はELBのステータスを確認します。
該当のELBを選択し、インスタンスタブからステータスを確認します。
初回のヘルスチェックが実行されるまで若干時間がかかります。
「OutOfService」から「InService」になれば準備完了です。
スクリーンショット 2018-12-16 19.02.28.png

SGの変更

現状の EC2インスタンス(Web)はELBを経由しないHTTPアクセスも可能になっていますが、ELBができたのでELBを経由しないアクセスを禁止したいと思います。

EC2のダッシュボードから SampleWebインスタンスを選択し、セキュリティグループから SampleWebSGを選択します。
スクリーンショット 2018-12-16 18.00.00.png

SamplePrivateSubnet(19.9.193.0/26) からの HTTP を受け付けるようにインバウンドのルールを変更します。
スクリーンショット 2018-12-16 18.03.25.png

変更完了後、動作確認のため SampleELB に設定されたDNS名を取得し、ブラウザからアクセスしてみます。
スクリーンショット 2018-12-16 19.30.15.png

前回と同様に Welcome to nginx on Amazon Linux! と書かれたNGINXのWelcomeページが表示されていれば成功です。

次章

【AWS VPC入門】4.NatGateway/Bastion

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