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PrePoMax Ver2.0の操作メモ

Last updated at Posted at 2024-01-01

はじめに

最近、PrePoMaxのバージョンが2.0にアップデートされました。ここでは、PrePoMax ver.2.0での簡単な応力解析を行った操作手順をメモにしました。
モデルは
https://qiita.com/_Moony/items/982f6e3f6c9205768e63
で使用した門型フレームの1/4モデル(frame1-4.step)です。

操作メモ

起動画面です。
起動時.jpg

左上の「New model」をクリックして、下のダイアログを表示させます。デフォルトで選択されている「mm, ton, s, ℃」を選び、OKをクリックします。(つまり、このダイアログではOKをクリックするだけです。)
新規作成.jpg

Import fileをクリックして、モデル(frame1-4.step)を読み込みます。
stepファイルの読み込み.jpg

メッシュを作成します。GeometryタブのSolid_part-1で右クリックしてCreate Meshをクリックすると作成されます。
メッシュの作成.jpg

メッシュ作成の条件を変えたいときは、GeometryタブのMesh Setupで右クリックしてCreateを選び、立ち上がった二つのダイアログについて、左側のダイアログでMeshing Parametersなどで設定してからモデルをクリックして、左側のダイアログのOKをクリックします。さらに、GeometryタブのSolid_part-1で右クリックしてCreate Meshをクリックすると、設定した条件でメッシュを作成することができます。
231029再メッシュ.jpg

このようにして作成したメッシュです。Max element sizeは2.5mmとしています。
メッシュパラメータで作成されたメッシュ.jpg

続いて材料を設定します。Materialsを右クリックして、CreateかMaterial libraryをクリックします。
材料の設定.jpg

Createでは以下のダイアログが表示されます。ここでは鋼材の弾性解析を行うので、そのために必要なパラメータを定義します。Material nameにSteel、Material ModelsのElasticをクリックして→をクリックしてSelectedに表示させてから、下にあるDataのYoung's modulusとPoisson's ratioの値を入力します。
CreateMaterial.jpg

Material libraryでは以下のダイアログが表示されます。このダイアログで適当な材料を選択します。材料のパラメータの編集も可能です。
MaterialLibraries.jpg

次にSectionを設定します。Sectionで右クリックしてCreateをクリックします。モデルをクリックして、左のダイアログでOKをクリックします。
231029Sectionsの設定2.jpg

境界条件を設定します。Stepsで右クリックしてCreateをクリックします。
境界条件の設定.jpg

以下のようなダイアログが表示されるので、Stetic Stepを選択してOKをクリックします。
境界条件の設定2.jpg

境界条件 BC'S(Boundary Conditions) を設定します。BC'Sで右クリックしてCreateをクリックします。
BoundaryConditions.jpg

分割面とに垂直な方向の変位を0とする境界条件と、床に接する部分の上下方向の変位を0とする境界条件を設定します。以下のダイアログで、Displacement / Rotarion を選び、これら三つの境界条件を入れます。具体的には

①U2を0mmとして、幅方向の分割面を選択して、OK-New をクリック
BoundaryCondition_1.jpg

②U1を0mmとして、長さ方向の分割面を選択して、OK-New をクリック
BoundaryCondition_2.jpg

③U3を0mmとして、床に接するラインを選択して、OK をクリック
BoundaryCondition_3.jpg

します。

次いで、荷重を定義します。Loadsで右クリックしてCreateをクリックします。
Loads.jpg

荷重は、長さ方向の分割面のエッジにある41個の各節点に12.2Nずつ加えます。以下のダイアログで、荷重はConcentrated Forceを選び、荷重を加える節点群を選択します。
Loads_1.jpg

ここまできたら、名前を付けてファイルを保存しておきます。

いよいよ解析を実行します。Analysis-Analysis1で右クリックしてRunをクリックします。
Analysis-1_run.jpg

Overwriteの確認ダイアログが表示された場合は、OKをクリックします。
Overwriteの確認.jpg

解析が終了すると、以下のダイアログが表示されるので、Resultsをクリックして結果を表示させます。
Analysis-1_終了.jpg

結果の表示では、変位の表示
変位U3.jpg

応力の表示
応力S11.jpg

Transformationコマンドによる対称形状の表示
変換表示.jpg

メッシュを非表示とした表示
メッシュ非表示.jpg

など様々な表示ができます。

何かの参考になれば幸いです。

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