はじめに
最近、PrePoMaxのバージョンが2.0にアップデートされました。ここでは、PrePoMax ver.2.0での簡単な応力解析を行った操作手順をメモにしました。
モデルは
https://qiita.com/_Moony/items/982f6e3f6c9205768e63
で使用した門型フレームの1/4モデル(frame1-4.step)です。
操作メモ
左上の「New model」をクリックして、下のダイアログを表示させます。デフォルトで選択されている「mm, ton, s, ℃」を選び、OKをクリックします。(つまり、このダイアログではOKをクリックするだけです。)
Import fileをクリックして、モデル(frame1-4.step)を読み込みます。
メッシュを作成します。GeometryタブのSolid_part-1で右クリックしてCreate Meshをクリックすると作成されます。
メッシュ作成の条件を変えたいときは、GeometryタブのMesh Setupで右クリックしてCreateを選び、立ち上がった二つのダイアログについて、左側のダイアログでMeshing Parametersなどで設定してからモデルをクリックして、左側のダイアログのOKをクリックします。さらに、GeometryタブのSolid_part-1で右クリックしてCreate Meshをクリックすると、設定した条件でメッシュを作成することができます。
このようにして作成したメッシュです。Max element sizeは2.5mmとしています。
続いて材料を設定します。Materialsを右クリックして、CreateかMaterial libraryをクリックします。
Createでは以下のダイアログが表示されます。ここでは鋼材の弾性解析を行うので、そのために必要なパラメータを定義します。Material nameにSteel、Material ModelsのElasticをクリックして→をクリックしてSelectedに表示させてから、下にあるDataのYoung's modulusとPoisson's ratioの値を入力します。
Material libraryでは以下のダイアログが表示されます。このダイアログで適当な材料を選択します。材料のパラメータの編集も可能です。
次にSectionを設定します。Sectionで右クリックしてCreateをクリックします。モデルをクリックして、左のダイアログでOKをクリックします。
境界条件を設定します。Stepsで右クリックしてCreateをクリックします。
以下のようなダイアログが表示されるので、Stetic Stepを選択してOKをクリックします。
境界条件 BC'S(Boundary Conditions) を設定します。BC'Sで右クリックしてCreateをクリックします。
分割面とに垂直な方向の変位を0とする境界条件と、床に接する部分の上下方向の変位を0とする境界条件を設定します。以下のダイアログで、Displacement / Rotarion を選び、これら三つの境界条件を入れます。具体的には
①U2を0mmとして、幅方向の分割面を選択して、OK-New をクリック
②U1を0mmとして、長さ方向の分割面を選択して、OK-New をクリック
③U3を0mmとして、床に接するラインを選択して、OK をクリック
します。
次いで、荷重を定義します。Loadsで右クリックしてCreateをクリックします。
荷重は、長さ方向の分割面のエッジにある41個の各節点に12.2Nずつ加えます。以下のダイアログで、荷重はConcentrated Forceを選び、荷重を加える節点群を選択します。
ここまできたら、名前を付けてファイルを保存しておきます。
いよいよ解析を実行します。Analysis-Analysis1で右クリックしてRunをクリックします。
Overwriteの確認ダイアログが表示された場合は、OKをクリックします。
解析が終了すると、以下のダイアログが表示されるので、Resultsをクリックして結果を表示させます。
など様々な表示ができます。
何かの参考になれば幸いです。