はじめに
Raspberry PI 5はARM64のアーキテクチャを使用しています。参考1.のArduino IDEの公式ダウンロードサイトにおいて、LinuxのARMに対してはLegacy IDE (1.8.19)しかダウンロードできません(2025.12.14現在)。
Raspberry PI 5を購入後、しばらくArduino IDEの1.8.19を使っていましたが、最近、Arduino IDEを起動して2回めの書き込みを行う際に、決まってコンパイルエラーが起こるトラブルに見舞われ、このトラブルが起こるたびにArduino IDEを再起動する羽目になりました。
このため、新しいバージョンのArduino IDEを使いたいという思いが強くなり、調べたところ参考2.の記事を見つけました。今回は、この記事を参考にしてArduino IDE 2.2.1をインストールしてみました。
インストールの方法
- 参考3.の2.2.0の「Linux_arm64_app_image.zip」をクリックしてダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを右クリックして、「指定先にファイルを展開」または「ここにファイルを展開」を選択します。
- 展開したファイル(ここでは、「arduino-ide_2.2.1_Linux_arm64.AppImage」)を右クリックして、「ファイルのプロパティ」をクリックします。パーミッションの実行で「所有者のみ」「所有者とグループのみ」「すべて」のいずれかを選択します。
- 展開したファイル(ここでは、「arduino-ide_2.2.1_Linux_arm64.AppImage」)をダブルクリックして、「実行」をクリックすると、Arduino IDEが起動します。
インストールしてみて
- これまでダウンロードしたライブラリもそのまま使えるようです。
- 左下に「オフライン」と表示されるかもしれませんが、ライブラリのインストールなどもでき、そのまま使えるようです。
- 様子を見ながら、この環境を使っていきたいと思います。
使ってみて
起動に時間がかかります。また、複数のIDEを起動すると固まることがあります。4GBのモデルのせいでしょうか・・・
参考
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Arduino IDEダウンロードサイト
https://www.arduino.cc/en/software/#ide -
Arduino IDE 2.2.0をRaspberry Piで動かすということ
https://zenn.dev/amenaruya/articles/e8e556d5ec3ee7 -
arduino-ide 2.0.0 for Raspberry Pi
https://github.com/koendv/arduino-ide-raspberrypi/releases/