はじめに
開発中のアプリを動かす時
「こっちのデバイスだとレイアウトが崩れた」
「iOSだとここの処理がうまく動かない」
「最新のスマホではどうなるんだろう」
なんてことありますよね。
しかしそのためにわざわざ実機を用意するのは大変だと思います。
そこで、この問題を解決するサービスが「RemoteToolKit」と言うサービスです。
概要
「RemoteTestKit」は簡単に言うと、クラウド上のスマホやタブレットを借りれるサービスです。
なんと、利用可能な端末はなんと1132件もありました!(2022 7月1日現在)
ラインナップはAndroid 2.3.3などの古いOSから最新のAndroid 13まで幅広くあります。
下のリンクから利用可能な端末を一覧で見れるので是非見てみてください~~
使い方
RemoteTestKitにはWeb版と、ソフトウェア版があります。
ソフトウェア版のほうが圧倒的に便利なので、ソフトウェア版の利用をオススメします!
このソフトはWindowsとmacOSに対応しています。
※今回はWindowsで解説します。
デバイスの起動方法
ソフトを起動すると、この画面になるので使いたい端末をダブルクリックしてみましょう。
なんとiOSデバイスもあります。感動
すると、ポップアップが出てくるので、時間を指定して「レンタル」を押します。
レンタルするときにチケットというものを消費します。
※30分でチケット3枚消費します。
少し待つと、このように起動します。
iPhoneも試してみました!こんな感じです。
機能
便利だと思った機能をピックアップして紹介します。
iosも同じ方法で.ipaファイルを指定するとインストールされます。
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ADB
「デバイス」タブから仮想adbを有効化すると、Adbが使えるようになります。
まさか使えるとは思いませんでした。
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パソコンから音声出力
「デバイス」タブから、「音声」->「PCから出力」を有効にするとパソコンから音が出るようになります。
Youtubeなどを開いて、チェックしてみてください。
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自分のデバイスの使用
自分のAndroidデバイスもRemoteTestKitのソフトウェア上で操作できます。
ちなみに、自分のデバイスだとチケットの消費はしません。
「開発者オプション」->「USBデバッグ」を有効にし、USBでパソコンに接続すると、リストに自分の端末が表示されるのでそこから起動できます。
未対応の機種があるらしく、一部の端末では使えません。
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ほかの機能
画面録画、スクリーンショット、画面回転や、ホームボタン、戻るボタン、といった基本的な機能まで様々あります。
あと試せませんでしたが、アプリの検証の自動化もできるみたいですよ~~
動作について
私の家の回線速度は上り30Mbps、下り10Mbpsくらいです。
タップの遅延は大体0.4~1秒くらいあります。
フレームレートは体感10fpsくらいでした。アプリ開発やWebサイトの検証には十分ですが、ゲーム開発者などには向かないかもしれないですね。
ただ、画質等に関しては環境に依存するので参考程度に..。