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LumberyardのOculus Rift(VR)開発設定 初級編

Last updated at Posted at 2018-02-04

Lumberyard Advent Calendar 2017 24日目、代理で投稿します!
書いた日が東ゲ部で【第一回】Amazon Lumberyardもくもく会を開催しており、そこでVR開発をLumberyardで出来ないか、ドキュメントを見て検証していました。

image.png

結果的にできたので、LumberyardでVR開発する際の最低限の設定を記述します。
こちらは公式ドキュメントのバーチャルリアリティのためのプロジェクトの設定を参考にしています。

※超最低限の起動の確認方法です
※VR最適化は調査中です
※エンジンはCドライブにインストールしています。他のドライブでは動作するか保証できません。

1.VR関係のGemを有効にする

VR関係のGemを有効にしましょう。
そもそもGem自体の設定はLumberyardのGem設定 初級編に書かれています。

プロジェクトの再ビルドが必要です

まずプロジェクトにあるGemを起動して、以下のOculus、OpenVR、OSVRのどれかを有効にします。
image.png

今回、Oculus Riftを使いたいので、画像の通りOculusを有効にしています。
有効にしたら、プロジェクトの再ビルドを必ず行ってください。

2.HMDを有効にする

Gemを有効にしても、プロジェクトがHMD出力に対応していないのでコンソールコマンドで設定を有効にしましょう。
コンソールコマンドは公式ドキュメントの必要なコンソール変数の設定に書かれています。

コンソールコマンドは公式ドキュメントによると4つの設定ファイルがあるようですが、今回は手っ取り早くエディターにあるConsole Variablesで街頭の定数を変更してしまいます。

コンソールコマンドは右下の[X]ボタンをクリックします。
image.png

するとコンソールコマンドが起動します。
image.png

Searchに「output_to_hmd」を入力します。
image.png

このoutput_to_hmdを1に変更します。
image.png

するとViewが少し変な位置に移動したと思われます。これで最低限のHMD出力が完了です。
あとはGamePlayするとプロジェクトのデバッグができるようになります。
image.png

3.必ず最初に設定するコンソール変数

他にも設定の変更が必須であるVR用のコンソール変数があります。

(1)r_DepthOfFieldを0に変更

image.png

image.png

(2)r_MotionBlurを0に変更

image.png

(3)r_ResolutionScaleを変更

いわゆる解像度のことです。作り方次第ですが、0.5ぐらいに下げても問題ないかと思います。
image.png

(4)e_giを0に変更

image.png

4.オプションのコンソール変数

VR用のオプションコンソール変数がいくつかあります。
こちらは必ずしも設定する必要はありませんが、公式ドキュメントによると設定を強く推奨されているため、ほぼ必須といってもいいかもしれません。

(1)sys_spec_fullを2に変更

image.png

(2)r_ssdoHalfResを3に変更

image.png

(3)r_Refractionを0に変更

image.png

(4)r_CBufferUseNativeDepthを0に変更

image.png

(5)r_DeferredShadingTiledを0に変更

image.png

(6)r_SSReflectionsを0に変更

image.png

まとめ

これでLumberyardのVR開発ができるようになると思います。
色々とやることがあり大変ですが、これさえやってしまえば基本VR開発はできるので、皆様も素敵なLumberyard製のVRコンテンツを開発しましょう。

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