こんにちは😊
株式会社プロドウガの@YushiYamamotoです!
らくらくサイトの開発・運営を担当しながら、React.js・Next.js専門のフリーランスエンジニアとしても活動しています❗️
この記事は AI エージェント機能で進化した JetBrains の開発体験をシェアしよう by JetBrains Advent Calendar 2025 の参加記事です🎄
私は普段、業務自動化ツール n8n を愛用していますが、複雑な処理をしようとすると、どうしても 「Codeノード(JavaScript/TypeScript)」 を書く必要が出てきます。
しかし、n8nのブラウザ上のエディタは、補完も弱く、デバッグも辛い…。
そこで私は考えました。
「n8nのコード部分だけ、最強のJS IDEであるWebStormで書いて、AI(Junie)にサポートしてもらえばいいのでは?」
今回は、WebStormのAI Assistant(Junie) を使って、n8nのカスタムスクリプト開発を爆速化する方法をご紹介します。
🧩 課題:n8nの「Codeノード」開発は辛い
n8nは素晴らしいツールですが、ブラウザ上のコードエディタには限界があります。
- 型定義(TypeScript)の補完が効かない。
-
items[0].jsonのようなn8n特有のデータ構造を覚えるのが面倒。 - 複雑なロジック(データ整形や正規表現)を書くのに時間がかかる。
これらを解決するために、ローカルの WebStorm を活用します。
🛠️ WebStorm × AI Assistant (Junie) の活用術
1. n8nの型定義を読み込ませる
まず、WebStormでTypeScriptプロジェクトを作成し、n8nの型定義パッケージをインストールします。
npm install n8n-workflow
これで、WebStorm上で INodeExecutionData などの型が使えるようになり、補完が効くようになります。
2. Junieに「n8n特化」の指示を出す
ここからが本番です。WebStormのAIチャット(Junie)に、n8nのコードを書かせます。
ポイントは、「n8nのデータ構造(items配列)」を理解させること です。
プロンプト例:
あなたはn8nのワークフロー開発者です。
以下の入力JSONデータ(items)を受け取り、nameを大文字に変換して返すTypeScriptコードを書いてください。
n8nのCodeノードで動く形式(return items.map(...))で出力してください。
すると、Junieは以下のようなコードを瞬時に生成してくれます。
// Junieが生成したコード
import { INodeExecutionData } from 'n8n-workflow';
export async function main(items: INodeExecutionData[]): Promise<INodeExecutionData[]> {
return items
.filter(item => item.json.email) // emailがあるものだけ
.map(item => {
return {
json: {
...item.json,
name: (item.json.name as string).toUpperCase(), // 大文字変換
}
};
});
}
WebStorm上なら、このコードに対して 「リファクタリング」 や 「テスト生成」 もAIに丸投げできます。
3. 複雑な正規表現も「自然言語」で生成
n8nでよくあるのが、「メール本文から特定のIDを抜き出したい」といったテキスト処理です。
正規表現を考えるのは面倒ですが、Junieなら一瞬です。
エディタ内で Cmd+K (Generate Code):
item.json.bodyのテキストから、"Order ID: 12345" のような形式の数字部分を抽出する正規表現を書いて。
生成結果:
const orderIdMatch = (item.json.body as string).match(/Order ID:\s*(\d+)/i);
const orderId = orderIdMatch ? orderIdMatch[1] : null;
これをそのままn8nにコピペするだけ。爆速です。
🚀 Junieのここが凄い:文脈理解
WebStormのAI Assistant(Junie)が他のAIと違うのは、「プロジェクト全体の文脈」 を理解している点です。
例えば、別のファイルで定義した User 型や、過去に書いたユーティリティ関数を認識した上で、コードを提案してくれます。
n8nのカスタムノードを開発する場合など、複数ファイルにまたがる実装では、この機能が圧倒的な威力を発揮します。
まとめ
- n8nのコード開発は、ブラウザではなく WebStorm でやるのが正解。
- AI Assistant (Junie) に「n8nの作法」を教えれば、面倒なデータ整形ロジックを秒で書いてくれる。
- 「ノーコードツール」×「最強IDE」 の組み合わせこそが、現代の最強の開発スタイル!
JetBrainsユーザーの皆さん、ぜひn8nのコードもWebStormで書いてみてください。快適すぎて戻れなくなりますよ😎
最後に:業務委託のご相談を承ります
私は業務委託エンジニアとしてWEB制作やシステム開発を請け負っています。最新技術を活用したレスポンシブなWebサイト制作、インタラクティブなアプリケーション開発、API連携など幅広いご要望に対応可能です。
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