皆さんごきげんよう!
今回は匿名質問に答えようのコーナーです(*'▽')
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このリストのハッシュタグ列を
こんな感じでコンボボックスに表示したいって感じですね。
結論としてはできるはできるけど やらん方がよい というのが結論です。
やり方
Concat 関数でハッシュタグ列のレコードをカンマ区切りの文字列に変換して、変数に格納します。
Set(_gblHashTags,Concat(データソース,hashtag,","));
その変数を Split 関数でテーブル化します
Split(_gblHashTags,",")
そのテーブルを Distinct 関数で重複を削除します。
Distinct(Split(_gblHashTags,","),Value)
それらをコレクションに格納して、コンボボックスの Items プロパティに入れられるようにします。
ClearCollect(colHashTagMaster,Distinct(Split(_gblHashTags,","),Value))
ということでまとめると、このような式をコンボボックスがある画面の OnVisible プロパティなどに入れます。
//ハッシュタグ列のデータをすべてカンマで結合する
Set(_gblHashTags,Concat(データソース,hashtag,","));
//結合したデータをカンマ区切りで分割して、重複を削除し、コレクションに格納
ClearCollect(colHashTagMaster,Distinct(Split(_gblHashTags,","),Value));
やらない方が良い理由
ということで実装自体は可能です。
ですが Power Apps にはデータ行の制限というものがあります。
これは1回のデータ取得でアプリが読み込めるレコード数の上限値です。最大で2000まで拡大出来ます。
さて、今回のデータソースである SharePoint Lists には(やろうと思えば)数十万件のデータを格納することが可能です。
上限値(既定で500件、最大2000件)を突破したらどうなりますかね??
もちろん上限値以上はアプリ上に読み込まれません。
上限値を突破しないという確約があるならば、このままでも問題ありません。しかしそうではない場合、上限値を突破したら、選択したい選択肢がコンボボックスに出てこず、業務に支障が出るかもしれません💦
ということで素直に最初から SharePoint Lists にハッシュタグマスタを作った方が良いと思います(*'▽')
それではごきげんよう(≧▽≦)