バスボムは、実は”化学反応”そのものです!
材料も工程もシンプルで、お菓子作りのような楽しさがあるのに、科学の学びも詰まったおすすめの実験。
親子で一緒に作れば、お風呂はちょっとしたサイエンスラボになります。
🛁材料(バスボム1個分)
- 重曹(炭酸水素ナトリウム) … 大さじ3
- クエン酸 … 大さじ1
- 片栗粉 … 大さじ1
※粉同士をつなぎ、形を保ちやすくする役割 - グリセリンまたはオリーブオイル … 約2ml
- お好みの香り(アロマオイルなど)
- 食紅(色付け用)
- スポイト
- ビニール袋
粉とほんの少しの液体だけでできるのがバスボムの魅力です!
🛁作り方
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粉類を混ぜる
ビニール袋に、重曹・クエン酸・片栗粉を入れます。
ここで色を付けたい場合は食紅も一緒に混ぜておきます。
※粉が多いときは、袋の口をすこし開けて空気を入れると混ぜやすいです。 -
油分を入れて生地をまとめる
スポイトでグリセリン(またはオイル)を数滴ずつ加え、
袋ごとよく揉んでいきます。
しっとりしてきたら、おにぎりを握るようにぎゅっと固めて丸くします。 -
1日乾かせば完成!
乾くとカチッと固まり、お店のような仕上がりに。
香りや色のアレンジも自由自在で、ギフトにするのも素敵です!
🛁しゅわしゅわのひみつ
バスボムが水に入れると一気に泡を出すのは、
重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸の“酸と塩基の中和反応”がポイント。
▼ バスボムの中では何が起こっている?
重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性の物質です。
水が加わることでこの二つが反応し、
二酸化炭素(CO₂)
という気体が発生します。
化学反応式で表すと・・・
3NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)+C6H8O7(クエン酸)→ Na3C6H5O7(クエン酸三ナトリウム)+ 3CO2(二酸化炭素) + 3H2O(水)
理科の教科書にも出てくる「中和反応」が、お風呂の中で“目”と“耳”と“肌”で感じられる貴重な体験です。
さらに片栗粉は、粉同士をつなぎ、反応をゆっくり安定させる役割。
オイルは乾燥後のひび割れを防いで、香りも長持ちさせる役割があります。
完成したバスボムをお風呂に入れる瞬間は、
実験の結果が一気に見えるワクワクの時間。
今日からあなたのお風呂は
サイエンスラボに変身します✨

