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WebサイトのUI/UXデザイン – ソーシャルアカウントでのログイン方法は一択にしなさい (初期登録のハードルをゼロにする)(ScrapBoxの例)

Last updated at Posted at 2018-11-03

題材

Scrapbox

サービストップ

「はじめる」ボタンがある。

image.png

これを押すとGoogleアカウントのログイン画面に飛ばされる。

image.png

すごい!

あとから思い出して「あれ、俺なに経由でアカウント作成したっけ‥?」と分からなくなって、確認したぐらい。

何がすごいか分かるだろうか。

まず、サービストップにはGoogleアカウントの「ぐ」の字もないということだ。

これはサービス側が狙っていないと出来ない作りだ。

ユーザーが迷う選択肢がない

すごいのは「ユーザーが登録方法を一切迷わなくて良い」ということ。

普通、ソーシャルログインというと、いくつかの選択肢があるのが普通だ。

  • どのソーシルアカウントで登録するの? Googleアカウントなのか、Facebookアカウントなのか、Twitterアカウントなのか。
  • それともメールアドレスで登録するのか。
  • いずれかの方法で登録したとして、それを今後、覚えておけるのかどうか。

この選択肢があるだけで、ユーザーに「迷いのコスト」=「初期登録のハードル」を上げている‥! ということに、今回逆に気づいた。

ソーシャルログインはなんでもかんでも、種類を用意すれば良いというわけではないという教訓になった。

1種類 VS 2種類以上で圧倒的に違う

  • ログイン方法が1種類
  • ログイン方法が2種類、3種類、4種類

この前者と後者では、まったく違う。

前者は「全くユーザーが選択しなくて良い」。
後者は「ユーザーが何らかの選択をおこなう」。

ユーザーが「選択する余地」を0%にすることで、選択のハードルを下げるどころか、ゼロにしてしまうことが出来る。

1種類にできる場合、出来ない場合

このサービスでは「Googleアカウントを持ってない or 作りたくないユーザー」を切り捨てる覚悟が出来ている。

おそらく「想定ユーザーのほとんどはGoogleアカウントを持っている or 作成ぐらいはする」という「想定」があるはずだ。

その上で「ユーザー選択肢を減らす」という「サービス上の選択」をしているわけだ。戦略的にトレードオフをおこなっていると思われる。

ということで

実際にサービスを使い始める前に、UXすごいなと思ったのでQiitaしてみた。

参考

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