0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AIバブルの正体

Last updated at Posted at 2026-01-01

自己紹介

最近は AIコーディングエージェントをカスタムで作るお仕事をしています
プロジェクト専用に最適化したAIを作ることで、
コード生成・レビュー・設計補助などの生産性を向上させることが可能です

「うちの開発にもAIを導入したい」
「CursorやCopilotより、自社の業務に特化したAIが欲しい」
という方は、気軽に声をかけて下さい
AIコーディング以外の、ドキュメントや事務作業の効率化も可能です

開発効率、開発体験爆上がりです

AIバブルの正体

〜NVIDIAの時価総額とAIインフラの“計算側”から読み解く〜
はじめに
AIバブルは「ChatGPTが登場したから起きた」と語られがちですが、
実際には GPU・HBM・専用AIチップ といった “計算インフラ” の需要が爆発的に増加したことが根底にあります。
本記事では、AIバブルの背景を
NVIDIA・HBM(高帯域幅メモリ)・Google TPU の3つの観点から整理します。

  1. NVIDIAの時価総額が世界トップクラスになった理由
    2023〜2024年にかけて、NVIDIAは時価総額で
    Apple・Amazon・Google を抜き、世界トップ3に入るレベルまで急上昇しました。
    1-1. GPUがAIの中心的役割を担う
    Transformerモデルは以下の処理を大量に行います。
  • 行列演算
  • 大規模並列計算
  • 高帯域メモリアクセス
    これらは GPUが最も得意とする処理です。
    さらに、NVIDIAは以下の強力なエコシステムを持ちます。
  • CUDA
  • cuDNN
  • TensorRT
  • PyTorch / HuggingFace との高い親和性
    このため、AI企業は NVIDIA以外を選びにくい構造になっています。
  1. HBM(高帯域幅メモリ)の需要爆発
    AIモデルの巨大化により、
    GPUだけでなく HBM(High Bandwidth Memory) が深刻なボトルネックになっています。
    2-1. HBMとは
  • GPUのすぐ横に積層される超高速メモリ
  • 従来のGDDRより圧倒的に広い帯域
  • AI学習・推論に必須
    2-2. モデル巨大化 → HBM需要の指数関数的増加
    モデルの大きさ(パラメータ数)

2018年 BERT(3.4億)
2020年 GPT-3(1750億)
2024年 GPT-4系(兆)

モデルが巨大化するほど、
HBMの帯域・容量が必要 → 価格高騰 → 供給不足
という流れが続いています。

  1. Google TPU(Tensor Processing Unit)の存在
    NVIDIA一強の中で、Googleは TPU という独自AIチップを持っています。
    3-1. TPUの特徴
  • 行列演算に特化したASIC
  • TensorFlowと深く統合
  • Google内部のAIサービス(検索・広告・YouTube)で大量使用
  • Google Cloudでも提供
    3-2. しかし普及は限定的
    理由は以下の通りです。
  • CUDAエコシステムが強すぎる
  • PyTorchが主流である
  • TPUはGoogle内部最適化が中心
    そのため、TPUは Google内部と一部研究者向け に留まっています。
  1. AIバブルの本質:計算量の増加が止まらない
    AIの性能は 計算量(Compute)に比例して向上します。
    より賢いAIを作るには、
    より多くのGPUとHBMが必要になります。
    この構造が続く限り、
    NVIDIA・HBMメーカーの需要は止まりません。

まとめ

  • AIバブルの中心は GPU・HBM・専用AIチップ
  • NVIDIAはエコシステムの強さで圧倒的
  • HBMはAIのボトルネックで価格高騰
  • TPUは強力だが普及は限定的
  • AIの性能は計算量に比例するため、需要は継続する

次回は、
「AIがSSD・ストレージ・ネットワークまで高騰させる理由」
を解説します。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?