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n8n使ってOpenAIでRAG作ってみた

Last updated at Posted at 2025-07-22

前振り

前回n8nの特徴について触れましたが
今回はn8nにてOpenAI使ってRAG構築してみました。

実現すること

いわゆるRAGです。
ユーザからの質問に対して、ChatモデルがDB情報に基づいて回答する構成を作ります。

最終的な構成

image.png

作成の流れ

n8nにてユーザ登録

n8nにてユーザ登録

今回は下記から14日間無料クラウド版のトライアルですすめます。
image.png

n8n上でフロー作成

登録が完了すると、フロー作成画面が開けるようになります。
今回は大きく2つのフローを作成します。

  • RAGに使うためのベクトル化したDB作成するフロー(構成の赤枠部分)
  • チャットボットがDBを見て回答するフロー(構成の緑枠部分)

では実際にフロー作成していきます。

RAGに使うためのベクトル化したDB作成するフロー(構成の赤枠部分)

まずはトリガーから作成
Add first stepを選択
image.png

Google drive上のフォルダ変更をトリガーとするため
検索からGoogle driveを探し、選択
image.png

ワークフローのスタートトリガーとしてdrive上のフォルダに変更があった場合を選択
「On message received」を選択
image.png

Google Drive Triggerの設定画面がでるので下記に沿って記入
事前にGoogle側でCredential発行とGoogleDriveへファイルアップロード(※)が必要です。
※AIagentからが回答の際参考とする情報ファイル

image.png

次にGoogle Drive Triggerから呼び出すアクションを作成
image.png

Google drive上のファイルをn8nへダウンロードを行うためのアクションを追加
検索からGoogle driveを探し、選択
image.png

Download Fileを選択
image.png

Download Fileの設定画面がでるので下記に沿って記入
image.png

Download Fileから呼び出すアクション(ベクトルDBへの保管)を作成
n8n上に保存したファイルをDBへ保存するアクション
image.png

次の手順すすめる前に
ベクトルDBサービスであるpineconeにてインデックス作成が必要なため
少し寄り道して、インデックス作成していきます。

Pinecone vector storesにてインデックス作成1(hanaindexは任意の値でOK)
image.png

Pinecone vector storesにてインデックス作成2
image.png

インデックス作成できたので、本題に戻ります。
Pinecone vector storesの設定画面がでるので下記に沿って記入

image.png

Pinecone vector storesで使用するOpenAIを指定
image.png

ベクトル化する際のAIモデルを指定
image.png

Pinecone vector storesへ保管する際のチューニング設定
image.png

下記に合わせてデータフォーマットについて指定
image.png

下記に合わせてPinecone vector storesで使用する分割方法を指定
image.png

チャンクサイズなどを指定
image.png

お疲れ様でした、ここまででベクトルDB作成部分まで終了です!!!
次からチャットボットが回答するフローです。(ここからは簡単です)

チャットボットがDBを見て回答するフロー(構成の緑枠部分)

先ほどのベクトルDB作成とは別フローとして
Chat Triggerを作成
image.png

Chat Triggerから呼び出すAI agentを追加
image.png

AI agentで使用するChataAIモデルとしてOpenAI指定
image.png

AIモデルを下記に合わせて指定
image.png

AI agentから読み込むベクターDBとしてPinecone vector stores指定
image.png

下記の通り、事前にPineconeにて作成したインデックスを指定
image.png

DBからベクトル検索するためのAIモデルを指定
image.png

下記の通り、AIモデル指定
image.png

完成です。

結果

今回読み込ませたデータ
image.png

チャットからの回答
image.png

読み込ませた情報を基に回答できています!

まとめ

n8n触ってみましたが、簡単な連携であれば1時間弱でできました。
今回はクラウド版の無料トライアルにて実施できました、面白いサービスでした。

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