##はじめに
Microsoft Ignite 2019 にて、Azure の新サービスが数多く発表されました。
そのうちの1つ Azure Arc を紹介元の記事を翻訳しながら概要をまとめていきます。
翻訳元の記事
■Azure Arc PREVIEW Bring Azure services and management to any infrastructure
Microsoft Ignite 2019
Microsoft Ignite が、年に1回、アメリカで開催されるテクニカルカンファレンスです。
Azure をはじめとした Microsoft の新サービスや取り組みが発表されます。
今年はアメリカのフロリダ州オーランドで11月4日~11月8日にかけて開催されました。
これに続き、新サービスを体験できるカンファレンスが、世界の主要都市で開催されます。
日本では2020年1月には大阪での開催が予定されています。
Microsoft Ignite The Tour については下記リンク参照
■Microsoft Ignite The Tour
##Azure Arc
###Introducing Azure Arc
Azure Arc は Microsoft Ignite 2019 で紹介されたサービスのうちの1つです。
Azure Arc を使えば、オンプレミス、エッジ、マルチクラウドにまたがる複雑化した環境も簡単にまとめることができます。
###Azure Arc の特徴
主な特徴は3つあります。
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Azure データサービスをどこでも利用可能
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Azure からの最新イノベーションに常に対応
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秒でデプロイ可能なキャパシティを有する弾力性スケール
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クラウドビリングによるコストの最適化
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Azure マネジメントを既存の環境に広げることが可能
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windows や Linux サーバ、Kubernetes クラスターや Azure サービスを管理可能
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Azure Portal や API, そして Azure Lighthouse などのツールを使用してリソースの運用から管理まで可能
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Deploy and manage Kubernetes container-based applications.
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オンプレミス環境にクラウドプラクィスを適用可能
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Infrastructure as Code(IaC)といった DevOps の技術の取り入れが可能
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IT ガバナンスとガイダンスによる補足付きツールの選択権限を、デベロッパーに付与可能
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GitOps の様な Declarative Configuration Management システムの変更管理をスタンダードにすることが可能
###Azure Arc use cases
Azure Arc の利用法として想定できるユースケースです。
- 異なる環境をまたがった整備と運用が可能
- Azure を中心とした運用・整理管理下にあるクラウド、データセンタ、そしてエッジ環境をまたがって、データベースや Kubernetes クラスタやサーバを取得可能
- Kubernetes Apps の大規模マネジメントが可能
- GitHub や Azure Policy で Kubernetes アプリケーションの管理やデプロイが可能。アプリケーションは、デプロイから構成まで一貫して大規模にソース管理
- Azure データサービスをどこでも実行可能
- cloud automation や elastic scale といった最新のイノベーションや、ハイブリッドなインフラ環境をまたがるデータワークロードのための統一マネジメントを得られる。データガガバナンスやセキュリティを統一し、コストを効率的に管理可能
##おわりに
Azure Arc についての概要は以上です。
この他にも様々な新サービスが発表されたので、別途記事にまとめて紹介していきます。