はじめに
大阪のでかい病院に勤めていた女友達に業務改善を提案したことがある（いまはWebデザイナーらしいけど...
）。昔にやったことなので当時の資料をつかってサクッとまとめる。病院事務といいながらかなり汎用性のある業務内容だ。
おつかれさまです。
先日お話ししていた件です。
添付の、”請求者名簿”に入力したデータを、
”事務処理簿”にも自動で反映させたいというものです。
また、備考欄に”退院”または”棄権”の文字列が入力された場合のみ、
その行の書式を、例えばフォントを赤色にしたり、とかをやりたいんです。
入院してても選挙やりたいニーズがある
いわゆる不在者投票ってやつね。病棟からわんさかやってくるらしい。僕は半月ぐらいの入院までしか経験ないけど、ずっと入院してるひととかはたしかに選挙が楽しみなのかもしれない。あー、入院中のごはんおいしかったな～。一人暮らしのごはんってパターン化したりして粗末になるからなぁ
よくありそうよね。こういう名簿
白紙版をプリントアウトして、選挙したい人を手書きで記入したものがFAXで戻ってくる、と。ほんとはこんなのハッシュタグでもつけてバーコードでピッピってやれればいいんだけどね。それにしても日本の商業界におけるFAXの存在感は異常。データにも残らんし...
一度行政に届け出る
さてここで最初の鬼入力が待ってる。病棟別のリストを市区別のリストに並び替えするわけ。行政はそのエリア管轄に住居を構える人しか相手にしないからね。あるよな～。
投票用紙を受取る
紙ですよねー...
投票用紙に記入してもらい、事務処理簿に取りまとめる
当然紙だよね...。これも居酒屋のタッチパネルでいいよね。
目が見えない人はどうするって？...うーん
目が見えない人はいままで選挙してきたのかなぁ
このファイルは市区別や病棟別にシートが作られている
提案
集めたリストは病棟別だし、行政に提出するには市区別だし、事務処理簿にまとめないとあとで振り返られなくなるし、とそれらをすべてハンドコピー（コピペ）でやっていた。それでは業務量は3倍にも4倍にもなり、当然ヒューマンエラーも起きるわけだ。ならば、それらのファイルが持っている項目を集めた、ただひとつだけの入力用ファイルを作って、それぞれの提出書類には自動転記される仕組みがあれば、少なくとも転記におけるヒューマンエラーは起きない。人間が注力すべきはたったひとつだけのファイルだ。
成果物
結局こういうのを作りました。たしか6時間ぐらいだったような気がする。病院でも話題になったみたい。こういう野生の案件で収益化できればいいんだけどなぁ
ソース
う～ん、ソースを乗っけようと思ったんだけど結構決め打ちがあったりでいまいち汎用性もないなぁ今見ると。どうしても特定のシートがあること、とかが前提になっちゃうし...ということで問い合わせがあったら相談には乗りますよってことにします
大事なこと
いいですか？この記事では、入口に資格やらなんやらの障壁があるだけで、一生懸命フラッグシップな業界・企業に入っても、結局ひとつひとつの仕事自体は実は誰でもできるってものが多いってのを読み取ることが重要なんですよ。そしてそうした仕事の多くはAIの大好物です。そうした仕事から解放されたとき、あなたに残る価値はなんですか？