はじめに
pythonについて学びを深めていく中で、Web開発、データ分析、機械学習、AI開発、自動化スクリプトなど様々な領域に使用されていることは分かってきました。
その中でも機械学習分野において、どのように活用されているのかな?ということに興味が沸き調べているとRaspberryPIというものに出会ったので、今回はその構造や内容についてまとめてみます。
RaspberryPIとは
Geminiでの画像生成のため、こんなイメージのものだとあくまで参考程度に見てください。
詳細の商品一覧等については、公式WEBサイトのURLも参考欄に貼付しているので、確認してもらえたらと思います。
概要
画像の通り、RaspberryPI(ラズベリーパイ)は基盤の上にCPUやメモリがあり、HDMIやUSBコネクタなどもついている手のひらサイズのコンピュータです。ラズパイともいわれます。
ある程度の仕様があるため、普通のコンピュータ機能は使用可能です。
産業用・家庭用のどちらもあり、産業用の場合、3Dプリンターや海洋探査用のロボットへの導入事例など幅広い分野で使用されています。
大きさがコンパクトかつ最低限の必要機能のみを積んでいるため、低コストで無駄を省くことができます。
発祥
2012年のイギリスにて、ラズベリーパイ財団が子供のコンピューターサイエンス教育の教材として開発されました。
大きさ
クレジットカード程度の大きさです。
おおよその金額感
現時点でのおおよその金額感ではありますが、単品で1,000~10,000円、セットで15,000円~30,000円程度での購入が可能なようです(25年6月現在:Amazon公式サイトより)。
製品の種類もいくつかあるため、自身の使用に合わせて必要・不要の判断で、商品を選択する必要があります。
思ったよりも踏み出しやすい金額設定になっている印象を受けました。
できること
PC:
インターネットの閲覧やメールの送受信、文書作成や表計算などのオフィス作業、さらにはYouTubeの再生やゲームのエミュレーションまで、多彩な機能を持つPCとして利用することが可能です。
電子工作:
センサーを使った外部環境データの取得や処理、LEDやディスプレイの制御、モーターの操作など、入力部品と出力部品を組み合わせて様々なプロジェクトに取り組むことができます。
サーバー構築:
Webサーバーやデータベースサーバー、ファイルサーバー、さらにはVPNサーバーやメールサーバーなど、様々なサービスを提供するためのサーバーを構築し、低消費電力で運用することができます。
ロボットの制御:
自律型ロボットの制御やナビゲーション、ドローンの制御、センサーデータの処理、コンピュータービジョンによる画像処理など、ロボット技術の発展に貢献するためのプラットフォームとして幅広く利用されています。
産業用PC:
工場オートメーションや生産ラインの制御、IoTデバイスのモニタリングや管理、ビッグデータ解析や予測メンテナンス、さらにはエッジコンピューティングなど、産業界での様々な用途に応用されています。
RaspberryPI 5
現時点での最新製品はRaspberryPI 5で、23年9月に販売開始→24年2月に国内販売の実施というようなステップで展開されています。
<製品仕様>
CPU
2.4GHzクアッドコアArm Cortex A-76CPU
モバイルデバイス向けに設計されたコア
GPU
VideoCore VII搭載BroadComBCM2712 SoC
RaspberryPI独自のグラフィック処理
RAM
4267MHz の LPDDR4X SDRAM:iPhone12以降のスマホでLPDDR4Xが搭載されており、かなり高速な部類に入る。
4GB/8GBでの展開があるが、どちらも処理速度は4267MHz。
2.4GHz/5GHz 802.11ac 無線LAN
IEEE 802.11acは通称Wi-Fi5と呼ばれる。現状は6.0が普及している。
Bluetooth5.0/BLE
現状の最新は5.3
スマートフォンに置き換えて考えてみると、
2015~2020年あたり発売のスマートフォンに搭載性能と近いが、
CPUやRAMなどから比較をしたところ、ミドルレンジ〜21年あたりのハイエンドスマートフォンに搭載されているスペックと近いのではないかと予想しています。
おわりに
偶然知った製品ではありますが、生活の身近で活躍してくれている製品でした。
にもかかわらず、産業用としては実利に基づき、幅を利かせている製品という認識もできました。
比較的安価で手に入りやすいPCなので、自身の今後の勉強と製品などの開発の際に役立てていきたいと思います。
参考