初めに
アプリの作成を進める中で、Anacondaでの環境作成時に手間取ることが多いので、備忘録としてまとめておきます。
また、インタプリタの設定について、うまく表示されていないことに気づき、そこへの対処法についても併せてまとめます。
Anacondaとは
そもそもAnacondaについてですが、Anaconda社が無償提供しているpythonのディストリビューションで、機械学習や科学技術、数学、データ分析などに利用できるライブラリーやツールをたくさん含んでいます(jupyter notebookやAnaconda navigator、Qt console等)。
インストール方法については、他記事にも多く上がっているため省きます。
参考欄にダウンロード先のページのリンクを挿入していますので、もしインストールされる方は利用してみてください。
環境作成の仕方
# 仮想環境作成
conda create -n 環境名 python = 3.12 # 指定したいバージョン
# 作成した環境を動かす
conda activate 環境名
基本的にはこの2つのコードで作成完了します。
環境名については、自分の作成予定の環境名を好きに入れて作成します。
よくactivateをactiveとスペルミスで間違えてしまうことがあるのですが、その際はエラーが出て正常にコマンドが作動しないので、落ち着いて正しい入力を心掛けましょう。
インタプリタの表示がされていない
アプリの作成をしている際にVscode右下の表示バーにインタプリタの表示がされていないことがありました。
インタプリタはコードを解析し、実行するソフトウェアですが、正常に作動していないとうまくコード実行できない可能性があります。
通常は下記のような感じで表記されます。
セットアップの完了|pythonのバージョン表示|GoLive
今回の原因は作成時のコードでpythonのバージョン指定をしなかったため起こったので、環境の作り直しをしました。
しっかりpythonのバージョン指定をして作成すると下記のような状態になります。
皆さんもバージョン指定は省かず、設定しましょう。
ちなみに、Vscode上でのインタプリタの設定等ですが、Vscode上の検索欄にて shift+CTRL+P もしくは、「コマンドの表示と実行」を選択し、一覧より確認できます。
# 環境から離脱したい
conda deactivate 環境名
# 作成環境を削除したい
conda remove -n 環境名 --all
作成した仮想環境について、離脱をしたい場合、削除したい場合は上記の2つのコードを使用します。
おわりに
仮想環境作成にあたり、必要となるコードやどこをみれば対処可能かについてまとめました。
今後、pythonでのアプリ等の作成時は何度もやることになるものですが、何度もやることだからこそきちんと手順を大事にして作成を進めるようにします。
参考