経営戦略
はじめに伝えると、起業フェーズの能力と経営フェーズの能力は全くもって違う能力です。
ここまでのステップは起業フェーズ、0 -> 1 の進め方でした。
ここからは、「経営」に入っていきます。経営フェーズに入ると、戦略が重要になってきます。そこで、Mission, Vision, Valueが大切になってきます。
会社が達成すべきMissionに向けて計画を作る方法は、Missionを達成するための戦略を作っていく事になります。VisionはMissionに向かって進める中期的な活動です、より具体的な目標を作りMissionを達成するために必要な計画の目標を作ります。
例えば、弊社のMissionは「すべての人がテクノロジーを使いこなし、イノベーションを創出する力を教え育てる」ということにしました。この言葉からは「すべての人」「テクノロジー」「イノベーションを創出」というキーワードが入っています。次に「教え、育てる」というキーワードが入ってます。
これらを考える必要があるため、1つ1つ丁寧に言語化していきます。
「すべての人」とは具体的にどのような事かを考えます。すると結構幅広い範囲を扱う宣言をしてるとわかります。
年齢層: 子供から高齢者まで
職業: 学生、会社員、自営業、主婦/主夫、定年退職者など
技術レベル: 初心者からエキスパートまで
地理的範囲: 都市部/地方在住者/海外在住者
特別なニーズがある人々: 障害のある方、多言語話者など
「テクノロジー」とは?
デジタル機器: スマートフォン、PC、タブレットなど
ソフトウェア: 基本的なアプリから専門的なツールまで
インターネットサービス: SNS、クラウドサービス、オンラインショッピングなど
新興技術: AI、IoT、ブロックチェーン、AR/VRなど
基礎的なデジタルリテラシー: 情報セキュリティ、プライバシー保護など
「イノベーションを創出する力」とは
問題発見能力: 社会や身近な課題の認識
創造的思考: 新しいアイデアの発想
実践力: アイデアの具現化、試作品の作成
分析力: データの収集と解析
コラボレーション: チームでの協働、異分野との連携
失敗からの学習: 試行錯誤を重ねる姿勢
「教え育てる」アプローチとは
段階的学習: 基礎から応用へのステップアップ
実践的教育: 実際の課題解決を通じた学び
個別対応: 学習者の特性や目的に合わせた指導
コミュニティ形成: 相互学習の場の提供
継続的サポート: フォローアップと成長支援
評価とフィードバック: 進捗の確認と改善
とこのように掘り下げていくと、組み合わせも含めてやることの幅は広い分けです。これをどのような順番で、何から進めていくと効率的に効果的に実現するのか、また資金も重要な要素なのでどのような進め方をすると実現するのかについても考えていく必要があります。
経営者へのステップアップ
ちなみに、私の経験は0 -> 1フェーズが多く、今までにこのフェーズばかりやってきました。なので、経営者フェーズは私も挑戦し始めたばかりです。人を雇用し始めて初めて分かった事もたくさんあります。
環境も違えば、集まる人も違う。そんな中で過去の経験を活かせるものと、そうでないものを見極めて新しく学ばなければならない事は真摯に学ぶ必要が出てきます。
起業フェーズでここまで進めてきた能力とは違う能力が必要になるため、ここで起業家から経営者へのリスキリングが必要になります。
次回は、このリスキリングで私が学んで、今実践している事に触れていきます。
Elixirコーナー
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