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プロトタイプから品質向上へ
プロトタイプを作り、顧客への価値提供を始めたら次のステージは品質向上です。最初の顧客はある意味パートナーであり、これまでにない問題解決ができれば、多少のサービス品質の低さは許容してくれるものです。
先行者の優位性と落とし穴
市場に前例のないサービスを提供する場合、比較対象となる品質基準がないため、その時点ではあなたが最高品質を提供していることになります。しかし、この状態に満足していると、後発企業に追い抜かれる可能性が高くなります。先行者は市場での優位性(先行者利益)を確保するまで、圧倒的な差をつけて逃げ切る必要があります。その差をつけるための施策が各社、戦略に基づいて変える必要がありますが、Qiitaは技術者向けのメディアなので、今回取り上げる戦略は「品質向上」をテーマにしたいと思います。
品質の本質を考える
品質とは単なる技術的な完成度ではありません。重要なのは「顧客が価値を感じるか」という点です。そこで、以下の3つの視点で品質を管理していく必要があります
- 顧客は本当に価値を感じているか
- 製品は確実に価値を届けられているか
- チームは継続的に価値を提供できる体制になっているか
変化への対応力が生存の鍵
現代のソフトウェアサービスには、以下のような特徴があります
- 生き物のように常に変化し続ける必要がある
- 社会の変化のスピードが速い
- 顧客ニーズが急速に変化する
このような環境で生き残るためには、変化に素早く対応できる製品・サービスを作る能力が不可欠です。まさに生物の「適者生存」と同じ原理が働くのです。
Elixir
本日のElixirのコーナーはこちらをご覧ください。w