はじめに:登壇の様子と感想
皆さま、こんにちは。セイと申します。
2025年9月末、AWSおよびAWS Jr. Championの皆さんが主催した
「AWS 次世代 Jr. Champion育成プロジェクト LT大会」 に参加し、
自社の代表として登壇させていただきました。
参加のきっかけは、社内のJr. Champion社員がAWS関連テーマで登壇者を募集しており、
私もその社内公募に応募したことでした。(おそらく他社でも似たような仕組みかと思います。)
ちょうどその頃、話題になっていた 「Vibe Coding」 という開発スタイルに関心を持ち、
「生成AI × サーバーレス」で何かを作ってみたいという思いから、
AIとサーバーレス構成を利用して ゲームを開発する というテーマで応募しました。
実を言うと、最初は「LT大会」というもの自体をあまり理解しておらず、
ネットで「LTとは?」を検索するところからのスタートでした。
今回のQiita記事は、私にとって人生初の登壇記録であり、
技術者としての初めてのアウトプットでもあります。
この記事では、AWS Jr. Champion LT大会の
発表レベル感・現場の雰囲気・そして初めてのVibe Coding開発とデプロイ体験について共有したいと思います。
1.当日の受付と会場の雰囲気
開催場所は AWS本社(目黒セントラルスクエア)。
参加日の約1週間前に、AWS社から正式な招待メール(Invitation)をいただきました。
(AWS主催のイベントや研修に参加されたことのある方なら、この流れはおなじみかもしれませんね。)
当日は19時開始だったため、私は少し早めに18時45分頃に会場へ到着しました。
スタッフの方々に案内され、登壇者・観覧者が集まる会議室へ。
自社からは、Jr. Championの社員1名、登壇者の私1名、そして観覧者3名の計5名が参加。
他社もそれぞれ2~5名ずつ来られており、会場全体で約80名ほどの参加者が集まりました。
(かなりの盛り上がりでした!)
まさに“Jr. Championコミュニティ”の勢いを感じる夜でした!!
2. スケジュール
今回は、全14社による発表を3時間以内に収める構成でした。
発表順は 「5組+5組+4組」 の3ブロックに分かれており、進行スケジュールは以下の通りです。
19:00 開会
19:10 LT大会(第1部・5組)← 私はここで登壇 ☀️
19:40 休憩
19:50 LT大会(第2部・5組)
20:20 休憩
20:30 LT大会(第3部・4組)
20:55 閉会
21:30 完全退場
実際には、進行の都合などで全体的に15分ほど遅れ気味でしたが、
各社ともテンポよく進み、最後まで活気のある雰囲気でした。
1社あたりの持ち時間は約5分。
その短い時間の中で、いかに面白く・分かりやすく伝えるかが大事なポイントです。
3.現場の雰囲気とLT大会発表のレベル感
参加する前は、発表そのものの緊張感よりも、
「どんな内容を発表すれば良いのか」を心配していました。
内容が簡単すぎると「つまらない」と思われるかもしれないし、
逆に難しすぎると聞いている人が理解しづらくなるかもしれない。
それに、自分自身のレベルも難しいレベルまではないので、バランスに悩みました。
最終的に、最近話題になっていて多くの人が興味を持ちそうな
「VibeCoding」 の開発をテーマに選び、
「成功しても失敗しても、その経験を共有できる」ようなチャレンジ型の発表にしました。
当日、実際に14組の発表を聞いてみると、内容は初級から上級まで幅広く、
今後参加する方も「難易度」よりも「自分の興味のあるテーマ」を優先して良いと感じました。
💡ここでは、各参加者の発表テーマを匿名化し、いくつかの分野に分けて紹介します。生成AIと自動化は話題になりましたね!
🧠 分野①:AI/生成AI・機械学習
■ Bedrockとのパートナーシップ
Bedrockの利用や、パラメータシート(Excel/CSV)をYAML/JSONに変換して自動化に使う流れを紹介。
■ Amazon Bedrock × OpenSearch活用
OpenSearchやBedrockを活用した見積依頼書作成のユースケース紹介。
■ SageMaker Canvas入門
ノーコードで機械学習モデルを構築・学習するSageMaker Canvasの紹介。
■ Kiro vs ClaudeCode(AI開発支援比較)
Kiro、Claude Code、MCPなどのAI開発支援ツール比較。Context理解とFE/BE連携の話題。
■ Amazon Q × Connect活用
再配達自動受付システムを開発。Amazon ConnectとAI会話機能の可能性を紹介。
⚙️ 分野②:開発効率化・自動化・IaC
■ Code支援ツール活用体験
Code with Kiro Hackathonへの参加感想。要件定義~設計~レビューの効率化、Revert・Context機能など。
■ LambdaをIDEで開発してみた
VSCode上でLambdaを動かす環境構築。ローカル実行・デバッグ・CloudWatchログ確認のコツ。
■ IaCツール紹介
Terraformを中心にインフラ自動化の重要性を紹介。
■ VPCで失敗しないIP設計
CIDR重複回避やVPC設計の実践的ノウハウを共有。
☁️ 分野③:AWSハンズオン・実践事例
■ AWSを日常で触れる
個人でEC2にMinecraftを構築した体験。AWS案件に関わるきっかけを共有。
■ Cloud Quest体験紹介
AWS Cloud Questでのハンズオン学習体験を紹介。
■ AWS Jr Challenge応募
自身のAWS活用をアウトプット化し、Jr Challengeに応募した経験を共有。
📘 分野④:学びとキャリア・教育
■ 教わる立場から教える立場へ
AWSを「学ぶ側」から「教える側」へ成長した経験。Input/Output/Hands-onの重要性を語る。
自分の発表について
発表テーマは「Vibe Coding × AWS Serverless:手書き最小で10日間でゲームを作るチャレンジ」でした。
最近話題の「Vibe Coding」に関心があり、普段インフラエンジニアとして働いている自分がアプリ開発に挑戦。設計からデプロイまで一気通貫で学ぶことを目標にしました。![]()
開発戦略
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AIツール: Claude Code(開発役) / AWS Kiro(コードレビュー) / ChatGPT(アーキテクチャ/エラー解決) / Amazon Q(実装環境のチェック)
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構成: Cognito / CloudFront + S3 / API Gateway + Lambda / DynamoDB

↑構成図のイメージ
結果として、AWS SAPクイズゲームを完成。データ整備やAPI実装など、初めてのアプリ開発でしたが、10日間で十分な成果を出せて楽しい経験となりました。![]()
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます🙏 AWSのLT大会の経験として、何か参考になりましたでしょうか?
今回は入社3年目以下のジュニアエンジニアが中心のLT大会だったため、参加者のレベルも初心者から上級者まで幅広く、自分の発表が技術的に十分かどうか心配する必要はありませんでした。
最も重要なのは、AWSに関することで面白いと思った点や自分の情熱を持てるテーマであれば、どんな題材でも素晴らしい挑戦になるということです✨
今回皆さんの発表テーマも記録しましたので、これからAWS関連のLT大会に参加される方の参考になれば幸いです。
実は今回が私の初めてのQiita投稿で、文章の書き方にはまだ慣れていない部分もあります😅 しかし、エンジニアとしてのキャリアにとって、とても重要な一歩になりました!🚀
私の共有が皆さんの参考になることを願っています。それでは、また次回お会いしましょう!👋

