レッツジャンゴ -環境構築-
プログラミングの挫折あるある:環境構築が想像の7000倍難しい。
ぼくは環境構築に相当労力使いました...。当時はわからなくてもとりあえず手を動かすスタイルで突っ走っていたのですが、最近ようやく理解が追い付いてきたのでここらで自分なりにまとめたいと思います。
あまり難しく考えすぎず、単純に順を追って Django の開発環境構築をしていきます。
前提
- 筆者は Windows ですので、Mac の方は適宜読み替えてください。
- すでに Python をインストール済みの方は該当箇所を読み飛ばしてください。
手始めに Python をインストール
ダウンロード
下記のURL にアクセスします。
https://www.python.org/
Download の Latest: Python 3.8.3 を選択します。
Python 3.8.3 のページに行き着きました。
そこで一番下までスクロールしていくと Files が確認できるかと思います。
御覧の通りソースコードや Mac OS, Windows 毎にダウンロードできるようになっていますね。
今回は Windows x86-64 executable installer (Windows 64bit用)をダウンロードします。
Windows 32bit の方は Windows x86 executable installer を選択します。
あれ、自分の Windows はどっちだっけ?って方は こちら の手順で確認できます。
インストール
Add Python 3.8 to PATH にチェックを入れ、インストールを開始しましょう。
仮想環境って?
Python で開発をする際、用途に応じて必要なモジュールやパッケージが異なるということが往々にしてあります。それら全てを一箇所に置くことは可能なのですが、それでは管理が非常に煩雑になってしまいます。また異なるモジュールのバージョンが混在すると、バージョン違いによる不具合も起こるみたいです。それらの問題を解決してくれるのが 仮想環境 です。WebアプリケーションAの開発では Django 2.2 を、WebアプリケーションBの開発では Django 3.0 を、といったように異なるアプリケーションには異なる仮想環境を用意してあげましょう。以下、参考文献です。
ここからは実際に仮想環境を構築していきます。任意のディレクトリに移動してから、仮想環境の構築に必要な virtualenv
をインストールします。
C:\Users\User_name\my_django>pip install virtualenv
Collecting virtualenv
~
Successfully installed appdirs-1.4.4 distlib-0.3.0 virtualenv-20.0.21
続いて以下のコマンドを実行してください。今回は myvenv
という仮想環境を作成します。
C:\Users\User_name\my_django>virtualenv myvenv
さらに以下を実行します。
C:\Users\User_name\my_django>myvenv\Scripts\activate
すると C の左側に(myvenv)
が表示されたのではないでしょうか。これで仮想環境が起動されました。ちなみに無効化するには以下のコマンドを実行します。
(myvenv)C:\Users\User_name\my_django>deactivate
Django をインストール
早速 Django をインストールします。先ほどの仮想環境に入っていることを確認してから以下のコマンドを実行します。
(myvenv)C:\Users\User_name\my_django>pip install django
Collecting django
~
Successfully installed asgiref-3.2.7 django-3.0.6 sqlparse-0.3.1
Django がインストールされれば環境構築は完了です!
(myvenv) C:\Users\User_name\my_django>pip list
Package Version
---------- -------
asgiref 3.2.7
Django 3.0.6 <-- Django です!
pip 20.1.1
pytz 2020.1
setuptools 46.4.0
sqlparse 0.3.1
wheel 0.34.2
次にしたいこと
開発環境が整ったら早速 Django に触れていきましょう!
初めての方は公式ドキュメントやDjango Girls Tutorialに従ってチュートリアルを完了させるも良し、ぼくが過去の自分へ向けて綴ったチュートリアル(Qiita処女作)を見るも良しです!(Django の仕組みについても触れているのでよろしければどうぞ!)