はじめに
Ruby on Rails初心者の学習記録です。
Railsを利用して、簡単なWebアプリケーションを開発できるようになることをゴールにしています。
1. Rubyの基礎を学習
Rubyも利用したことがなかったので、まずはRubyを簡単に勉強しました。
Progateというオンラインプログラミング学習サービスを利用しました。初心者がつまりやすい開発環境の構築が不要なので、手っ取り早くRubyの文法を学ぶうえでは、利用しやすかったです。
2. Railsインストール
1.である程度Rubyの雰囲気はつかめたので、次はRailsのインストール及び関連作業を行い、Railsを利用したWebアプリケーション開発の準備をします。
※利用OSはWindows11です。
ⅰ. Rubyインストール
Railsをインストールする前にRubyをする必要があります。「Rubyのインストールと環境設定」を参考にインストールしました。
インストール後、コマンドプロンプト(ターミナル)で「ruby -v」と入力して、実行すると以下のようにRubyのバージョンが表示されます。
ⅱ. SQLiteの設定
また、Railsで利用するデフォルトのデータベースであるSQLiteも事前にインストールが必要なようです。
「RailsからSQLite3を利用できるようにする」を参考に設定しました。
「sqlite3 --version」でバージョンを確認できます。
ⅲ. Railsインストール
以下のコマンドで、インストールします。
gem install rails
3. Webアプリケーションの開発
次は実際にアプリケーションの開発を行います。
「Getting Started with Rails」と「アプリケーション作成から実行までの手順」を参考にしました。
ⅰ. アプリケーションの作成
以下のコマンドで、アプリケーションを作成します。
rails new blog
作成が完了すると、アプリケーション名と同じ名前でフォルダが作成されました(今回は「blog」という名前のアプリケーションを作成)。
さらにその下には、各種フォルダ/ファイルが作成されています。各種フォルダ/ファイルの用途については、Rails公式ドキュメントに記載があります。
RailsはMVC(Model、View、Controller)アーキテクチャに基づいて構築されていますが、それらのフォルダはappフォルダ内にありました。ぱっと見では、実装時にどこに何を書けばよいかわかりやすそうです。
ⅱ. アプリケーションの起動
以下のコマンドでローカルサーバーを起動します。
rails server
http://localhost:3000/にアクセスすると、デフォルトのページが表示されます。
また、log/development.log
の中身を見てみると、コマンドプロンプト(TERMINAL)と同じ内容が書き込まれています。
ⅲ. ルーティング
作成したアプリケーションに新しい画面を追加します。
Railsでは、config/routes.rb
でルーティングの定義をしているようです。
/articles
にアクセスしたら、index
を表示するように定義します。
Rails.application.routes.draw do
get "/articles", to: "articles#index"
# Define your application routes per the DSL in https://guides.rubyonrails.org/routing.html
# Defines the root path route ("/")
# root "articles#index"
end
次にコントローラーを作成するために以下のコマンドを実行します。
rails generate controller Articles index --skip-routes
http://localhost:3000/articlesにアクセスすると、以下のページが表示されます。
こちらの画面のレイアウトは、先ほどのコマンドで作成されたファイル内に含まれているapp/views/articles/index.html.erb
で定義しています。
<h1>Articles#index</h1>
<p>Find me in app/views/articles/index.html.erb</p>
そのため、ファイル内を書き換えると、画面の表示も変わります。
<h1>Hello, Rails!</h1>
<p>Find me in app/views/articles/index.html.erb</p>
ⅳ. デフォルト画面の設定
次は、http://localhost:3000 アクセス時も同じ画面が表示されるようにします。
設定ファイルは同じくconfig/routes.rb
になります。
以下のようにroot
の設定を追加します。
Rails.application.routes.draw do
root "articles#index"
get "/articles", to: "articles#index"
# Define your application routes per the DSL in https://guides.rubyonrails.org/routing.html
# Defines the root path route ("/")
# root "articles#index"
end
http://localhost:3000 にアクセスするとArticlesController
のindex
に指定した画面が表示されます。
最後に
今回はRubyの基本文法やRailsを利用したWebアプリケーションの開発環境構築手順及びルーティングについて学びました。
今後はMVCアーキテクチャのModelの部分やProgateで学んだRubyのコードをWebアプリケーションの開発でも利用してみたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
- Part2:モデル
- Part3:CRUD(前編)
- Part4:CRUD(後編)
- [Part5:復習])(https://qiita.com/Yasushi-Mo/items/032b671eed16acdadc6b)