これまでの16章
着脱可能なフレームワーク
共有カーネル内の抽象化されたコアをフレームワーク化する。
同一のドメインで多くのアプリケーションが作られた環境・組織であれば、可能かもしれない。
フレームワーク化されれば、同じドメインで仕事をする他社との連携、自社の多くのアプリケーションに適用できる。
・・・難しそうですね。
本当に同じドメインで数をこなして、深いモデルが成熟された段階であれば可能かもしれません。
長い期間ドメインと向き合う必要があるのでしょうね。
大規模な構造まとめ
大規模な構造は、ともすれば大きなリファクタリングを実施する必要も生じ、ウォーターフォールっぽい印象もありますが、実際はイテレーションとインクリメントから深いモデルを理解した上で実施可能となるものでした。
この段階になれば、たとえ大きく構造を変えることとなっても、意外と大変ではないのかもしれません。
そして、大規模な構造を進化させることができたあかつきには、さらに蒸留が進み、さらに深いモデルにたどり着けると思います。
メタファや着脱可能なフレームワークはなかなか難しそうですが、責務のレイヤや知識レベルで構造化のアイデアが浮かぶころには、きっとプロジェクトも中盤から終盤にかかるころだと思います。
そのとき、それを実施する勇気をチームで出すことが大事ですね。