はじめに
本記事では,COLMAPのインストール方法について詳しく解説します
前提として
- OSはWindowsを想定しています.
- Visual Studioがインストールされており,「C++によるデスクトップ開発」が有効になっている必要があります.
- GPUを使用してCOLMAPを動かしたい場合はCUDAのインストールが必要です.
インストール方法
インストールの流れ
- githubからZipファイルを取得する
- Zipファイルを解凍する
- 環境変数「Path」に登録する
- インストールの完了確認
1. Zipファイルの取得
1-1. COLMAPのgithubへ移動
下記のリンクからCOLMAPのgithubへ移動します
https://github.com/colmap/colmap/
1-2. githubページ内からDownloadの見出しを見つける
リンク先のページを下にスクロールしていくとDownloadと書かれた部分があります.
1-3. OSに対応するリンクをクリック
今回はWindowsのため,Windows用ダウンロードページをクリックする.
1-4. CUDAの有無を確認してZipファイルを選択しダウンロードする.
- CUDAがある場合は,"colmap-x64-windows-cuda.zip" をダウンロード
- CUDAがない場合は,"colmap-x64-windows-nocuda.zip" をダウンロード
※ CUDAとはNVIDIA製GPUを用いた高速計算技術です.
GPUを使用する場合にはCUDAのインストールが必要です.
今回はCUDAがあるため,colmap-x64-windows-cuda.zipをダウンロードする.
2. Zipファイルの解凍
先ほどダウンロードしたZipファイルを任意の場所を選択して解凍する.
今回は新たに「COLMAP」というフォルダを作成し,そこへ解凍する.
3. 環境変数「Path」の登録
3-1. windowsの検索窓に「env」と入力し,検索結果から「環境変数を編集」を選択する.
3-2. ユーザー環境変数のリスト内にある「Path」を選択し,編集をクリックする.
3-3. ダウンロードしたファイルから「colmap.exe」が入っているフォルダを見つける
3-4. 新規を選択し,3-3で確認したフォルダのパスを入力し,OKを押す.
今回の場合は「bin」フォルダの絶対パスを入力する.
※ 環境変数「Path」を変更した後,反映されない場合はPCを再起動してください.
4. インストールの完了確認
コマンドプロンプト(PowerShellも可)を起動し,COLMAP -h
コマンドを実行する.
このように表示されたら,COLMAPのインストールは完了です.