近年のIT業界以外でも目にすることが多くなってきた言葉にクラウドやAI、DXなどがあります。
すでに市民権を得ている言葉が数多くある一方で、これから「当たり前」となってくる言葉もあると思っております。
個人的にそう感じている言葉がタイトルにもある「SaaS」「PaaS」「IaaS」「Maas」です。
これらがどういう言葉なのか。どういったことを表しているのかについて、今回自分用の記事として執筆をいたします。
1.SaaS(サーズ)とは?
SaaS(サーズ)とは、「Software as a Service」の略称で、「サービスとしてのソフトウェア」を意味します。
スマートフォンやPCなどにアプリケーション等をインストールするのではなく、
事業者が提供するクラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネットを通じて利用できるサービスです。
例えば、QualityForwardやOffice365、GmailなどがSaaSとなります。
2.PaaSとは?
PaaS(パース)とは、 「Platform as a Service」の略称で、「サービスとしてのプラットフォーム」を意味します。
アプリケーション開発や実行環境で利用するサービスです。
これまでのシステム開発では、全て自社内で用意をしていたものがサービスとして利用することで、面倒な環境構築や保守・運用から開放されます。
例えば、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azure、GCP(Google Cloud Platform)があります。
3.IaaSとは?
IaaS(イアース/アイアース)とは、「Infrastructure as a Service」の略称で、「サービスとしてのインフラ」を意味します。
インフラを利用するので、仮想サーバや仮想マシンがイメージしやすいかと思います。
IaaS:仮想サーバーを構築し、
PaaS:AWSやAzureでプラットフォームを構築し、
SaaS:ソフトウェアを構築する
ようなイメージとなります。
4.MaaSとは?
MaaS(マーズ)とは、「Mobility as a Service」の略称で、SaaS/PaaS/IaaSから派生した言葉になります。
「サービスとしての移動手段」と訳すことができますが、国交省の定義をざっくりと書き表すと、
「さまざまな交通手段の垣根をなくすことで、移動における利便性を向上させたサービス」となります。
例えば、タクシー配車アプリの「GO」などがあります。
5.まとめ
最近のシステムはほとんどSaaS/PaaS/IaaSに分類できるかと思います。
これまでと違い、自社でサーバを立てて~という開発よりも近年はクラウドサービスを使ったやり方が一般的となっているので、
IT界隈にいる限りは、この違いは覚えておいて損はないかと思います。
最後にNoelさんがNoteに投稿していた図が分かりやすいので、こちらを引用しまとめとさせていただきます。
(引用元:NOTE Noel:SaaSの説明 https://note.com/noel20181016/n/n2b14877db56b )