はじめに
みなさん、こんにちは
DatadogのFleet Automationの機能を使われているでしょうか。
こちらを使うことで、DatadogのGUI上でAgent設定の確認や、複数ホストのAgentアップグレードを一元的に実行できるようになります。
設定を実施した際に、ハマってしまったポイントを、自分の備忘もかねてこちらへ投稿します。
本記事が、今後Fleet Automationを設定される方の参考になれば幸いです。
Fleet Automationの概要
Datadog Fleet Automation 公式ドキュメント
Datadog Fleet Automation を使用すると、Datadog Agent と OpenTelemetry (OTel) Collector を大規模環境でも一元的に統制し、リモートで管理できます。進化し続ける Observability のニーズに合わせて、運用を柔軟に支援します。
前提条件
以下がFleet Automation機能を利用するための前提条件です。
- Agentバージョンが7.66以上であること
- Remote Configurationが組織で有効であること
- Remote ConfigurationがAPIキーに設定されていること(新規APIキーの作成もしくは既存APIキーへの権限追加)
- アップグレード用として一時的にディスクに2GBの空き容量
Datadog Fleet Automation 公式ドキュメント
私が利用している環境のカスタムロールには2、3の権限は含まれないため、2、3については管理者に実行してもらいました。
[ハマったポイント]AgentのUpgradeボタンが無効で選択できない
症状
DatadogのFleet viewで、対象のホストのUpgradeボタンが無効化されており、更新を実行できませんでした。
(Datadog→Integrations→Fleet Automation→Fleet Viewから対象のホストを表示)
原因
カスタムロールにDatadog Fleet Automationを利用したAgent更新のPermission(Agent Upgrade)が含まれていないことが原因でした。
カスタムロールを変更したことで、Upgradeボタンが有効化され、問題なくAgentのアップグレードが実行できました。
Fleet Automationに関連するPermission
| Permission | 説明 |
|---|---|
| API Keys Read | API キーで Agent を閲覧 / 検索できるユーザーを制限します。 |
| Agent Flare Collection | Fleet Automation からリモートでフレアを送信できるユーザーを制限します。 |
| Agent Upgrade | Fleet Automation から Agent をアップグレードできるユーザーを制限します。 デフォルトではAdmin Roleに含まれます。 |
| Agent Configuration Management | Fleet Automation から Agent を設定できるユーザーを制限します。 デフォルトではAdmin Roleに含まれます。 |
| Org Management | 組織設定を編集するユーザーを制限します。組織のRemote Configurationの有効/無効設定も含まれます。 |
まとめ
従来から設定されているカスタムロールを継続利用をされている場合は、Fleet Automationの権限が付与されていない場合も多いのではないでしょうか?
本記事が、皆さんのDatadogの運用ポリシーに基づいた最適なカスタムロールの検討、ならびにFleet Automationの運用の一助となれば幸いです。
- Datadog は、Datadog, Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
- その他、記載されている会社名および商品・製品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
