はじめに
調査のような時間のかかる作業に対し、Skillを作って効率化を図っています。Skillの作り方は以下のとおりです。
- ベースはClaudeCodeに作成させる
- 「こういうことをしたいんだよね」という情報を渡してから実際の作業を行い、Skillを作成させる
- 想定と異なる部分や改善点があれば都度修正してブラッシュアップしていく
失敗した点
まず少し昔話をします。
過去に顧客と要件定義をした際、「こういうことしたいんだよね」とざっくりしたやりたいことだけ言われることがよくありました。それだと顧客が思い描いている仕様が見えないので、自分なりに咀嚼してExcelに落とし込み、「こういうことでよいですか?」と仕様の齟齬がないよう確認するようにしていました。
ところが、いざ自分がClaudeにSkillを作らせるときに、まさにその「昔話の顧客」と同じことをやってしまっていました。
「こういうことしたいんだよね」とざっくりな要求を伝えるだけで作業を開始させた結果、Claudeはこちらが欲しいアウトプットを正確に理解できていない状態でした。その結果、工数とコンテキストは消費するのに、意図したものがなかなか作成されないという悪循環に陥りました。
解決策
作業を開始する前に、仕様としてmdファイルを1本書くようにしました。構成は以下のとおりです。
| セクション | 記載内容 |
|---|---|
| 目的 | 何を調査したいか。Excelであればどんな列(項目)が必要か |
| inputファイル | 入力ファイルの説明 |
| ゴール | 成果物はどんな形を想定しているか |
| 調査方法 | 想定している調査のアプローチ |
| 参照ファイル | 調査時に参照する資料やソースがあれば |
| その他 | 特記事項があれば |
これをClaudeに渡すことで、「こういうことでよいですか?」の確認ステップを作業開始前に済ませた形になります。
結論
キーワードは「急がば回れ」です。
mdファイルを書く手間はたしかにかかります。ただ、やってみると以下のメリットしかありませんでした。
- 自分の頭の整理になる 書く過程でゴールや調査方法が整理される
- 引継ぎ資料になる 他メンバーが調査に加わったときにそのまま渡せる
- Claudeとの認識合わせができる 想定と違う成果物が出てくる頻度が下がり、工数・コンテキストの無駄遣いや、意図通りに動かないイライラを減らせる
前準備を惜しんで後から修正を繰り返すより、最初に仕様を固めてから動かすほうが、トータルでは圧倒的に速いです。