プログラミングにおける命名規則(定数・変数・クラス・メソッドなど)
今回は「命名規則(ネーミングルール)」についてまとめます。
これは言語ごとに細かい違いはありますが、多くのプログラマーが共通して守っている基本スタイルです。
🔖 命名規則一覧(早見表)
| 種類 | 書き方の例 | スタイル |
|---|---|---|
| 定数 | MAX_VALUE |
全て大文字 + アンダースコア |
| 変数 | maxValue |
キャメルケース(先頭小文字) |
| メソッド | calculateScore |
キャメルケース(先頭小文字) |
| クラス | UserAccount |
パスカルケース(先頭大文字) |
🟢 定数(Constant)
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書き方: すべて大文字 + 単語の区切りはアンダースコア(
_)public static final int MAX_VALUE = 100; public static final String DEFAULT_NAME = "User";
定数は「変更されない値」なので、ひと目で特別だと分かるように書く
🔵 変数(Variable)
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書き方: 小文字から始める。複数単語は キャメルケースという、2つ目以降の単語の頭文字を大文字にする形式
int userAge = 20; String playerName = "Alex";
読みやすく、かつ一目で「変数」だと分かる
🟣 クラス(Class)
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書き方: パスカルケース(UpperCamelCase)という、単語の頭文字を大文字にする形式
int userAge = 20; String playerName = "Alex";
ファイル名とかでよく見る形式
🟠 メソッド(Function / Method)
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書き方: 1単語目は小文字、2単語目以降は大文字 → キャメルケース
public void calculateDamage() { ... } private String getUserName() { ... }
動作や処理を表すので、動詞で始めることが多い
⚪ その他の命名ルール
パッケージ名(Javaなど)
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書き方: 小文字のみ、
.(ドット)で区切るcom.example.project
🎯 イベントハンドラ
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書き方:
onから始めるonClick onDamage
C# の場合
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定数:
PascalCase(先頭大文字) -
メソッド:
PascalCase(先頭大文字)
🐍 Python の場合
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変数・関数・メソッド:
snake_case(小文字 + 単語区切りはアンダースコア)
max_value = 100
def get_user_name():
return "Alex"
やっていれば自然に身につく
これはプログラミングをしているといつの間にか身についていきます。
命名規則を忘れたら、AIに聞いてもOKです!