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はじめに

 NetSuiteのカスタマイズの為に様々な機能が備わっており、プラットフォームについて、簡単に触れたいと思います。今後は、各ツールを深堀り、記事を投稿しようと思います。

SuiteCloudプラットフォーム概要図(図は英語)

 SuiteCloudプラットフォームは、NetSuite画面からのカスタマイズ(いわゆるセルフカスタマイズ)やコーディングを行う事でのビジネスロジックの開発、NetSuiteの状態を参照したり、利用者の役割に応じたアクセス権限の設定・カスタマイズ、カスタマイズ成果物の他、環境(アカウント)への移植、外部システムとの連携などをサポートしています。

図は、英語表記を引用し、概要説明は、日本語で補足しつつ、ご説明致します。

image.png

トピック 概要説明
Point-and-Click Customization  日本では、セルフカスタマイズとしてご案内している機能です。項目を追加したり、新たにレコード(テーブル)を作成したり、画面処理の自動化のカスタマイズをしたり(SuiteFlow)、社外向け、社内向けの帳票を作成したり、Eメールテンプレートを作成したり、ダッシュボードの作成をNetSuiteの画面上から作成及びカスタマイズすることが可能です。また、一部のカスタマイズオブジェクトを他の環境へ移行する事もツールを利用し、画面上から可能です。
Access Control  ロール(担当者)の定義をカスタマイズ及び新規に作成することが可能です。ロールでは各機能へのアクセス権限等の設定が可能です。プリセットされたロールも豊富に存在するため、まずは、プリセットされたロールを元にカスタマイズすることをお勧めいたします。また、各ロールへはセンターと呼ばれるものを紐づける必要があります。センターは、営業向け、経理向け、経営層向けなどのタブセット(メニュー構成)毎に分かれており、各ロールに応じたセンターを指定します。センター自体もカスタマイズが可能です。
Customization Tools SuiteCloud Software Development Kit(以下、SuiteCloudSDK)を利用し、開発することが可能です。Visual Studio Code,WebStormにプラグイン(※)が提供されており、そのプラグインを利用することによって、ファイルキャビネットのアップロード、ダウンロードやカスタムオブジェクトの環境移行、SuiteScriptのコード補完機能などを利用することが可能です。また、より蔵人向けにコマンドラインツールも提供されています。
Business Intelligene データ分析、データ出力等の機能です。NetSuite内のデータをピボット分析、グラフ表示など可能なSuiteAnalyticsWorkbook、NetSuite外のデータソースも含めて、分析可能なNetSuite Analytics Warehouse、KPI,トレンドグラフなどのデータを一元的に参照可能なダッシュボード、必要なデータ出力が可能な保存検索、定型出力可能なレポート機能、3rdパーティのレポートツールへ連携を想定したSuiteAnalyticsConnectなどが存在します。
Integrations NetSuiteと外部システムとの連携するための機能です。CSV,SOAP WebService,REST WebServiceで連携可能です。日本で対応可能な機能等、詳細は今後、改めて触れて行こうかと思います。
Distribution Suite App MarketplaceへUPするためのツールです。SuiteAPPはこちら:point_right_tone2:https://www.suiteapp.com/
Custom Coding SuiteScriptというJavaScrpit言語をベースとしたプログラミング言語でNetSuiteUIの開発、ビジネスロジックの開発が可能です。クライアントスクリプト、サーバーサイドスクリプトどちらも開発可能です。お客様へは、アドオン開発としてご提供している場合もありますが、広義ではカスタマイズの一部となります。

2024/12現在、NetSuiteから提供されているプラグインは、Visual Studio Code, WebStormのみとなります。

今回ご説明の機能の中には、追加で費用が発生する可能性のあるものも存在します。お気をつけください。

引用)NetSuite Application Online Help:

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